台湾映画

第18回大阪アジアン映画祭上映作品発表

今年も大阪アジアン映画祭の季節がやって来た!今年こそリモートではなくゲストの来日に期待したい。 今回は特に香港映画が大豊作。まずはこれこれ。 「過時·過節(香港ファミリー)」 MIRRORのメンバーであるEdan(呂爵安)が主演。是非大阪に来て欲しいが…

とっても懐かしいぞ「行動代號:孫中山(コードネームは孫中山)2014」

「大阪アジアン映画祭傑作選」から。2014年公開時は台湾にいたので、台湾で鑑賞済。日本語字幕では初めて。 易智言(イー・ツーイェン)監督は「藍色大門(藍色夏恋)2002」で有名だが、とにかく寡作。この作品は彼の第3作目の長編映画になる。 家が貧しい高…

大阪アジアン映画祭プレイベントをナナゲイで開催

プレイベントって何?なぜ十三?とかいう疑問は取りあえず置いといて、第七藝術劇場にレッツゴー! 3作品を5日間のみで上映。「戀人絮語(恋人のディスクール)2010」や「行動代號:孫中山(コードネームは孫中山)2014」が今まで日本で公開も配信もされてな…

思想犯にだけはなりたくない「流麻溝十五號」

1950年代に思想犯として緑島に隔離された人々の物語。男性だけでなく女性も多く送られ、再教育の名のもとに監獄のような生活を強いられた。 群像劇で様々な女性が登場するが、メインの女優の中で見たがことあるような顔が。 古川琴音かと思ったら、台湾の女…

駆け込みセーフで観た「初戀慢半拍」

今年の台北電影節のオープニング作品。台湾での一般上映は8月で、私が観たのは二輪(ロードショー上映が終わった後に、主に2本立てで安く観られる映画館)の湳山戲院。前は台北市に4つあった二輪映画館も、今では2つになってしまった。 母親と2人暮らしの…

真実とは何なのか?「罪後真相(罪の後)」

今年の金馬では主演男優賞と助演女優賞にノミネート。10月28日から台湾での一般公開もされた。私が観たのは一般公開のほうで、もうかなり上映本数は減っていた。 妻をガンで亡くし今は娘と2人暮らしの記者劉立民は、インタビューの仕事で行った先の刑務所で…

李康生の設定に疑問が残る「童話・世界」

一時期映画の出演が少なかった張孝全(ジャン・シャオチュエン)だったが、今年は「罪後真相」と合わせて2作主演作が上映された。「童話・世界」は今年の台北電影節のクロージング作品にも選ばれた。 張孝全はこの映画で、セクハラ事件の被害者を擁護する熱…

少女に何が起こったか?「小藍」

おぼこい女の子がセックスを通して、性と愛と自分を探すお話。台北電影節や、釜山でも入選。台湾では11月4日から一般公開。 不動産会社の営業をしている母親と2人暮らしの小藍。この母親が現役バリバリで、仕事中の内見先などで不倫をしても平気な度胸も持っ…

張鈞甯(チャン・チュンニン)と阮經天(イーサン・ルアン)が本気出した映画「查無此心」

張鈞甯はプロデューサー兼主演。か弱い見た目とは裏腹に確実に女優としてのキャリアを伸ばしているが、おそらく自分が演じたい役が全然まわってこないので、プロデューサーになったのだと思う。中華圏ではよくあることだ。 ここで張鈞甯が演じるのは恋人に死…

今年は現地で「金馬影展」に参戦!!

11月15日から20日まで台北に滞在。滞在中に見た観た映画は金馬が7作品、一般上映が4作品、二輪が1作品で合計12作品。2年分の空白を埋めるが如く観倒した。 台湾のLCC、台湾虎航(タイガーエア)を利用したが、行きの昼の便が欠航になり、迷った末に羽田発の…

理由のない無差別殺人「該死的阿修羅(阿修羅/アシュラ)」

去年の金馬獎にノミネートされ、今年の3月に台湾で一般公開された話題作。台湾文化センターの2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜革新と継承〜」でオンライン配信された。 映画は3部構成になっている。 第一話:「憤怒的零(怒れるゼロ)…

今年こそ行けるのか!?「台北金馬影展2022」

隔離も無くなり、だいぶ規制が緩和されてきた台湾。タイガーエアも飛んでいるし、これはもしかしたらイケるんじゃないかと期待大。作品ラインナップ&スケジュールも発表されて心はうきうき。そんな中から気になる作品を選んでみた。 台北金馬影展 Taipei Go…

第27回釜山国際映画祭で香港映画「過時・過節」が上映されるよ

韓国語も英語も映画の内容を追えるほど得意ではないので、釜山国際映画祭は作品のチェックはするが行こうと思ったことはない。 부산국제영화제 | 5-14 October, 2022 しかし今年は違う。どうしても見たい映画を見つけてしまった。通常だったらさくっと日帰り…

血糊の量がハンパない「哭悲/THE SADNESS」

台湾では2021年1月から一般公開された。 ホラーは好きじゃないけど、こういった手作り感のある映画は好き。 とはいいながら、途中から「勘弁してくれ~」と言いたくなるぐらいエロくてグロい。流石R18。 設定自体はよくある話で、人間を凶暴化する謎のウィル…

これは大画面で見た方がいい映画「下半場(運命のマッチアップ)2019」

台湾では2019年8月に一般上映されて、その年の金馬奨や次の年の台北電影奨で多くの賞を獲得している。日本では昨日から一般上映。 去年台湾文化センターがオンライン配信したラインナップの中にも入っていたが、バスケはあまり興味が無いのでスルーをしてい…

複雑な構成に唸る「複身犯(2021)」

台湾文化センターが主催する2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜〜革新と継承〜」の第3回目としてこの映画が登場。 2021年の台北電影獎と金馬獎にノミネートされており、台湾での一般公開は2021年2月。 全ては主演の楊祐寧(トニー・ヤン…

今日から台北電影節のチケット発売

私がMIRRORにうつつを抜かしている間にも世の中は動いている。 台北電影節の作品と上映日程が決定した。 www.taipeiff.taipei 気になる作品を紹介したい。まずはオープニングとクロージング作品から。 「初戀慢半拍(MAMA BOY)」 主演は徐若瑄(ビビアン・…

単なるメロドラマで終わらせない「不想一個人(一人にしないで)」

台湾では2021年12月24日のクリスマスシーズンに合わせて一般公開された。 范揚仲監督の作品は多くない。テレビ映画というテレビで放送された映画が3本のみ。しかしこの映画を観て並々ならない才能を感じた。 メインはこの3人。 左からデリヘル嬢の金莎役:温…

家族って容赦ない「美國女孩(アメリカン・ガール)」

2021年東京国際映画祭で鑑賞済み。今回はNetflixで配信開始されたので、中国語字幕で再び観ることにした。 莊凱勛(ジュアン・カイシュン)が普通のお父さん役で出ていることに驚き。最後まで何か裏があるのではないかと疑ってしまった。母親役の林嘉欣(カ…

準備はいいかい?大阪アジアン映画祭上映作品発表

今年もやってきました、大阪アジアン映画祭。香港映画の「濁水漂流」が無いのが残念。しかし台湾、香港の映画が多数上映されるのはうれしい。 www.oaff.jp 作品ごとの解説はまだだが、今は本国で上映済ならネット上で簡単に情報が手に入るいい時代。何なら自…

「我沒談的那場戀愛(つかみ損ねた恋に: ディレクターズカット)」をNetflixで観る

うっかり見逃していた。去年の8月から全世界一斉配信だったそうで。台湾では2021年2月の旧正月映画として上映された。 5年前の失恋から心の時間が止まってしまった妹を、病気で死ぬかもしれないと思った兄が手助けしようとするお話。詳しいストーリーは実際…

東京フィルメックスで「瀑布(The Falls)」を観る

鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の新作。台湾では10月29日から一般公開。 鍾孟宏ファミリー以外にもよく見かける面々がゲスト出演している。離婚した父親は李李仁(リー・リーレン)、母親の再就職先の上司は陳以文(チェン・イーウェン)、精神科医は許瑋甯…

東京国際映画祭で「青春弒戀(テロライザーズ)」を観る

「弒」て難しい漢字だなあと思っていたら、たまたまその時読んでいた京極夏彦の小説にも書かれていた。これがシンクロニシティということなのか!? 台湾では11月19日から一般公開。 予告編を見ると通り魔的な犯罪を思わせたが、もっと複雑な構造になってい…

今年は10月30日~11月8日まで!東京国際映画祭

秋は映画祭の季節。しかし今年も行けるのは東京国際映画祭のみ。スケジュールの発表はこれからだが、取り合えず観たい映画をピックアップしている。しかし中国映画が1作のみで、韓国映画が皆無とは。(もしかしたら注意深く探したらあるのかもしれない。)釜…

2回転半ぐらいひねりがきいている「怪胎(恋の病 ~潔癖なふたりのビフォーアフター~)」

潔癖症同志の恋の物語。全編iphoneで撮影したことで話題となった。台湾では2020年8月から一般公開され、2020年の金馬奨では6つの賞にノミネートされた。 「怪胎」とはフリークスのこと。極度の潔癖症の世界をポップだけど落ち着いた色遣いで見せている。 柏…

今日からNetflixで配信開始「當男人戀愛時(君が最後の初恋)」

韓国映画「傷だらけの2人」のリメイク。元ネタは未鑑賞。台湾では2021年4月1日から一般公開された。今年は6月から9月に延期になった台北電影奨でも最優秀作品賞等にノミネートされている。 主演は邱澤(ロイ・チウ)と許瑋甯(ティファニー・シュー)。実は…

底辺層の怒りと悲しみ「大佛普拉斯(大仏+)2017」

「台湾巨匠傑作選2021」から。大阪で見逃したので、アップリンク京都で観た。 2014年金馬奨で最優秀短編映画賞を獲った「大佛」を長編に変えた作品。2017年の台北電影節と金馬奨では多くの賞を獲得した。2017年東京国際映画祭でも上映された。 短編映画「大…

小莫の涙が止まらない「親愛的房客(親愛なる君へ)」

2020年の台北電影奨と金馬奨(ゴールデンホース)で最優秀主演男優賞と最優秀助演女優賞を獲得し、その他数々の賞を受賞した。台湾での一般公開は2020年10月23日から。日本での公開が早かったのは、制作に何人か日本人が関わっているからかもしれない。 ロケ…

せつないSFファンタジー「有一天(One Day いつか)2010」

「台湾巨匠傑作選2021」から。侯季然(ホウ・チーラン)監督の長編デビュー作だが、ドキュメンタリーはその前から撮っている。 以前いつどこで見たのやらまったく覚えていないが、とても好きな作品だ。今回劇場で再び観ることが出来てとてもうれしい。 主演…

今回はお笑いは少なめ「消失的情人節(1秒先の彼女)」

今年の夏は忙しい。中国語圏の新作が続々日本で公開される。 6月25日~:「消失的情人節(1秒先の彼女)」 6月26日~:シネ・ヌーヴォで「台湾巨匠傑作選2021」開始。 7月9日~:「唐人街探案3(唐人街探案 東京MISSION)」 7月16日~:「少年的你(少年の君…