「預支未來(未来モール)Season1」をNetflixで観る

台湾では2020年12月3日から優酷(YOUKU)で、12月10日からNetflixで配信された。Season1は約40分×8話。 鈦城区という架空の街が舞台のSFサスペンスドラマ。張書豪(チャン・シューハオ)が熱血刑事を主演。その弟役を布魯斯改め禾浩辰(ハー・ハオチェン)が…

「ナショナルシアターライブ フランケンシュタイン」ベネディクト・カンバーバッチ as 怪物役バージョン&博士役バージョン

数年前、香港の金鐘にある映画館の前でポスターを見かけてからずっと見たかった。日本では2015年に映画館で上映されているので、多分その頃だろう。 大阪ステーションシティシネマで上映。ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーが博士役と怪…

「緝魂(THE SOUL:繋がれる魂)」をNetflixで観る

台湾では2021年1月29日から一般上映。大陸では検閲で6分削除されたバージョンで上映された。どこが削除されたんでしょうね。 2031年の元宵節。ある巨大企業の社長が撲殺された。その事件を担当するのが、がんを患い余命少ない検察官とその妻である刑事。怪し…

ちょっと物足りない「怪物先生(モンスターランナー 怪物大戦争)」

「未体験ゾーンの映画たち2021」から。郭子健(デレク・クォック)がプロデューサー、長年郭子健とコンビを組んで視覚効果(ビジュアルエフェクト)に携わった黄智亨(ヘンリー・ウォン)が監督をしている。 お話はわちゃわちゃしているので、もう少しすっき…

約10年ぶりに「第36個故事(台北カフェ・ストーリー)2010」を見る

大丸心斎橋店でのイベントでやっていたので参加してみた。 www.daimaru.co.jp 自分が好きなものしか出てこないやさしい映画。最初に観たのが何時だったのか思い出せないが、2011年11月には映画のロケ地にもなった朵兒咖啡館(Daughters cafe)に行っているから…

続きはどうなる?「JUNK HEAD」

昔から2次元よりも3Dよりもストップモーションアニメが大好き。大阪ではシアタス心斎橋と第七藝術劇場のみ上映。→その後大阪ステーションシティシネマでも上映。こちらの方がスクリーンが大きいのでお勧め。 監督、脚本、美術、音楽、編集、映像効果をほぼ1…

「使徒行者(ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官)2016」を騰訊視頻(テンセントビデオ)で観る

2がおもしろかったので、遡って1を鑑賞。日本では2017年のむコレで上映。今はAmazonビデオなどの配信で視聴可能。騰訊視頻では無料で視聴可能。普通語と広東語が選べるが字幕は簡体字。 そういえば以前観ようとした時に、冒頭の余詩曼のTVドラマ的なノリに…

ド派手アクション映画「使徒行者2諜影⾏動(インビジブル・スパイ)2019」

「未体験ゾーンの映画たち2021」から。「使徒行者」シリーズは映画が3まである以外にTVドラマもシーズン1~3まであり、映画の続編も今後製作するかもと言われている。しかし映画とドラマには繋がりがほとんど無く(ちょっとある)、「潜入囮捜査」モノとい…

シアタス心斎橋で「 バッファロー'66」を観る

約20年ぶりの 「バッファロー'66」。3月16日からオープンのシアタス心斎橋で鑑賞。 当時は予告編も話題になった。今のようにネットで簡単に予告編が見られる時代ではなかった。大抵は映画館で上映前に流れる予告編をチェックして次に観る映画を選んでいたも…

デモ中に撮影された短編「夜更(夜番)」

映画「十年」の中の「浮瓜(エキストラ)」を撮った郭臻(クォック・ジョン)監督の25分の短編映画。金馬では最優秀短編賞を受賞した。デモの場面は実際の現場で撮影されたもの。 しがないタクシー運転手がデモに巻き込まれる一夜のお話。そこに乗り込むお客…

これぞ香港HIPHOP「狂舞派3」

今年のアジアン映画祭で一番かもしれない。「香港でダンス映画は誰も見ない」というジンクスを破って大ヒットした1から6年。ますますパワーアップして帰ってきた。 今回はHIPHOPとダンスを愛するKIDAの面々が映画のヒットによって人気者になる中、都市再開…

「生而為人(人として生まれる)」を大阪アジアン映画祭で観る

観たときは、デリケートなテーマを乱暴に扱った映画だなあと感じたけれど。 性分化疾患の人々のインタビューなどを見ると、映画の中にあるような乱暴な扱いを実際にされていているようなのだ。本人の同意なく手術をされてどちらかの性に無理やり当てはめよう…

「ハネムード」を大阪アジアン映画祭で観る

イスラエルのラブコメ映画ってどんな感じ?と思って鑑賞。 結婚式後の一夜を描いた楽しい映画。夜のテルアビブの街を主人公たちと一緒に徘徊出来る。 花嫁がラブコメでは定番のちょっとロマンティックでかなり強引な性格。花婿が実は元カノと切れていないん…

大阪アジアン映画祭で「好好拍電影(映画をつづける)」を観る

今年も無事映画祭が開催されたので、まずは一安心。今年のオープニング作品は許鞍華を追ったドキュメンタリー映画。 映画の中で何度も許鞍華の後ろ姿が映し出されるが、まさに背中が彼女の人生を物語っている。 賞レースの常連であり生けるレジェンドの彼女…

「同學麥娜絲(同級生マイナス)」をNetflixで観る

台湾では2020年11月20日から一般公開。金馬では最優秀美術賞や最優秀助演男優賞を受賞している。 舞台は台中市。元同級生の電風、閉結、罐頭、銘添4人のちょっとしょっぱい人生を描いている。最初に監督のナレーションから始まり、最後も画面に乱入してくる…

イランのサスペンス映画「ウォーデン 消えた死刑囚」

上映期間が1週間しかないので、急いで観に行く。 1966年の刑務所が舞台。なので全体的にクラシックな雰囲気。古めかしい刑務所内部や、死刑囚の味方になる社会福祉士の服装や赤い車もかなり自分好み。 最初はいかつい制服姿で威厳のある所長が、次第に髪を振…

冒頭のツカミはOK!「ジャスト6.5 闘いの証」を観る

2019年の東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞したイラン映画。日本でイラン映画ブームが起きたのは私がまだ20代の頃。「規制だらけの中での映画製作も大変だなあ」程度の理解度だったが、そこから時は流れて、娯楽性のある映画が作られるようになったのは感…

第16回大阪アジアン映画祭上映作品発表

緊急事態宣言が継続される中、今年も何とか開催することが出来た。チケットの入手方法がいつもと違っているので、注意しながらチェックしよう。 www.oaff.jp オープニング作品は文念中(マン・リムチョン)が許鞍華(アン・ホイ)を撮ったドキュメンタリー映…

ドキュメンタリーに見えないドキュメンタリー映画「ミッドナイト・ファミリー」

メキシコと言えばアメリカ映画やドラマでたまに登場する貧しい国というイメージしか無い。なので敢えて視聴。おもしろそうだし。 構成がうますぎて、まるで普通の映画のようだった。まず闇救急車で生計を立てている家族のキャラが抜群。リーダー格のイケメン…

台湾ドラマ「斯卡羅」の原作「傀儡花(フォルモサに咲く花)」を読む

今年注目されている台湾ドラマ。公共電視での放送開始日は未定。 1867年に起きたアメリカ船ローバー号の海難事故が発端となり、台湾人が初めて国際条約を結んだいきさつを小説にしている。しかもアメリカ側と条約を結んだ相手は、当時未開の地に住んで野蛮だ…

「沈黙的真相(The Long Night)」を愛奇藝海外版で見る

引き続き愛奇藝海外版で無料で見られた。全12話。話としては「無証之罪(バーニング・アイス-無証之罪-)」の続編にあたる。 中国大陸にありがちだが、続編なのに俳優も設定も変わっている。制作会社も監督も違うからだが、原作者ももう少し気にすればいい…

話題のネットドラマ「隠秘的角落(バッド・キッズ 隠秘之罪)」を日本で見る

2020年6月に愛奇藝で配信され高評価を得た全12話のドラマ。日本でも無料で見ることは出来るが、日本語字幕は無い。しかし1月21日よりWOWOWで放送することが決定。 舞台は2005年の風光明媚な田舎の町。夏休みの間に殺人事件を目撃してしまった3人の子供たちと…

デブってもキレッキレ!「肥龍過江(燃えよデブゴン/TOKYO MISSION)」

日本のお正月映画にドニーさん登場。ハードなアクションにユルいギャグ。家族みんなで観るのに丁度いい。 あらすじは置いといて。序盤からカーアクションで飛ばして最後は東京タワーでの決闘で締める。一時流行った韓国流のリアルなアクションではなく、見栄…

台湾BL作品の金字塔「孽子」

これも大阪市立図書館で借りた。1970年代の台湾におけるゲイたちの恋愛、苦悩が分かる。 1983年に出版され、まず1986年に映画化、2003年に公視で20集のドラマ化、2014年に初の舞台化となり、2020年には再び舞台化された。 ドラマと2014年版の舞台は私も見た…

呉明益著「天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)」と「單車失竊記(自転車泥棒)」

お正月はどこにも行けないので、図書館で本を借りて家に籠ることにした。大阪維新の会が税金の無駄遣いの一つに挙げた市立中央図書館には、アジア系の作家の翻訳本が結構揃えられている。難を言えば、外国人の本をざっくりまとめて、あいうえお順に並べてい…

2度見するとよく分かる「刻在你心底的名字(君の心に刻んだ名前)」

2020年大阪アジアン映画祭で世界初上映された時は、予定が合わなかったのと宣伝用写真が耽美BLぽかったので見送った。その後台北映画祭と金馬でも上映、12月4日からは台湾で一般公開となった。そして12月23日からはNetflixで視聴できるようになったので、さ…

東京国際映画祭で「第一爐香(第一炉香)」を観る

みんな大好き張愛玲(アイリーン・チャン)原作の文芸映画。 1930年代後半の香港が舞台だが、撮影されたのは厦門鼓浪嶼(アモイのコロンス島)。2017年には世界文化遺産にも登録された。 許鞍華(アン・ホイ)監督は、「傾城之戀(傾城の恋)」「半生縁」に…

あの時何が起きたのか?「我們的青春,在台灣(私たちの青春、台湾)2019」

今日は東京映画祭は一休み。久しぶりのポレポレ東中野でこの映画を観た。 当時私も台北にいて、毎日ニュースにかじりついていた。そしていつか誰かが映画やドラマにするだろうから、そうしたら必ず観ようと思っていた。 これは立法院を占拠したひまわり運動…

荒俣宏が教えてくれる映画「リリーのすべて」の謎

今日は映画を一休みして、宿から歩いて日比谷公園に行った。目的は「荒俣宏の大マンガラクタ館」だ。 京都国際マンガミュージアムでは9月27日で終了していたので、東京で観られるのはありがたい。 その会場ではゲアナ・ヴィ―イナのイラストが多数展示されて…

東京フィルメックスで「無聲」を観る

2020年台北電影節のオープニング作品であり、金馬では8部門でノミネートされた。 小中高一貫の特殊学校で起きた集団性犯罪事件。子供たちの悲痛な叫びは長い間、外には届かなかった。 メインの3人。教師を劉冠廷(リウ・グアンティン)、被害者の貝貝(ベイ…