何せ金馬で観た時は一番前列の一番端っこだったので、画面が歪む歪む。なので、あらためて真正面から鑑賞。
場所は油麻地(ヤウマテイ)の百老匯電影中心(ブロードウェイシネマティック)。香港のミニシアターの老舗である。隣にはカフェと本屋が併設されている。
最初の感想はこちら。
年齢が近いこともあってやはり母親の絶望感に寄り添って観てしまう。登場人物を絞って作られているので、その他の家族については想像するしかないのだが、ほぼこの母娘2人だけの孤立した生活は本当にしんどそうだ。
そしてクラスでいじめにあっている小曉に近づくクラスメイトの女の子の怖さも再確認できた。既に処世術を身に着けて裏表使い分ける小学生。彼女に一体何があったんだってすごく気になるw
分かり合えない母娘だが、ケンカしながら気を使ったり寄り添おうとお互い努力をしているのがやっぱり親子だなあと思う。
フクロウはこの映画を象徴するアイコンだと分かるが、最後2人が抱き合うシーンは、その前にTVで流れた親子のミイラと繋がっているのかな?と思ったりして。
分かりやすい説明が一切ないのが潔い。そういうところを大阪アジアン映画祭で、もし監督が来たら訊けるのだろうか?