2010-01-01から1年間の記事一覧

年越しの宿題「SP」と「外事警察」

春節明けにクランクインする予定のドラマで日本の公安が登場する。 公安と言えば何か後ろ暗くて謎という印象しかない。そんなわけでプロデューサーからDVDを借りて観ることになった。 資料としては警護を担当する「SP」よりはテロリストを追い詰める「外事警…

今年は葛優3本立て

お正月に向けて中国映画界も熱くなってきた。今年の話題は何と言っても陳歌凱監督「趙氏孤児」、姜文監督「譲子弾飛」、馮小剛監督「非誠勿擾2」の3本の主役がすべて葛優(グォ・ヨウ)だということ。 実は葛優は2年前にも「桃花運」と「非誠勿擾」がお正…

「革命をプロデュースした日本人」を読む

辛亥革命ドラマから完全に手を引くことが決まったが、日本側の制作会社にこの本があったので借りて読むことにした。 この本は梅屋庄吉の自伝で、もちろん孫文との交友がメインになっている。 この梅屋庄吉が本宮ひろ志の漫画を地で行く人物で、その破天荒ぶ…

李珍著「真実」を読む

辛亥革命ドラマでお世話になっている会社の社長の自伝である。かなりのレアものである。 話は文革前後の家族と恋愛を中心に進む。日本で育った華僑の母と日本に留学した父が出会い、建国直後の中国に夢と希望を持って帰国したのに文革に翻弄される。 その後…

来年は辛亥革命ラッシュ

トレイシーの香港行きの飛行機が9時なのに合わせて、5時半に起きてチェックアウトの用意をする。 空港でトレイシーとお別れして、そのまま自分の北京の家まで送ってもらう。最初は自分でタクシーを拾って帰ろうと思ったのだが、予想外に荷物が多くて断念した…

希望としてのしばしのお別れ

今までの資料を整理して、夕方事務の女の子や制作の人と一緒にご飯を食べる。監督はいないけど監督のおごりなので、お腹いっぱいみんなで頼んだw 取り敢えず2ヶ月の休止宣言。でもトレイシーもフィリップも家で調べ物を続行するという。私はもう明日から新…

「第36個故事(台北カフェストーリー)」を観る

東京国際映画祭でも上映された桂綸「金美」(グイルンメイ)主演の映画である。 とにかく小道具がいちいちかわいい。映画の鍵となる石鹸が特に素敵。ガラクタひとつひとつもちゃんと色合いや古さが統一されている。こういう美術ががんばっている映画は大好き…

ヲタクじゃないと言い張るフランス人

一時解散が決まりちょっと落ち込んでいるフィリップ。お手製ミニチュアを作るぐらい入れ込んでいたからね。 これまでも何回か一緒にご飯を食べにいっているが、今日は彼の家にヲタク訪問することにした。 彼が住んでいるのは今日美術館の隣のマンション。こ…

一時解散決定

河北省出身の男の子もいなくなり、トレイシーも足の治療のため一時香港帰国しなくてはいけなくなった。それならば一旦作業を辞めて春節以降にまた再開することに決まった。 でもその間にも監督達はアメリカで俳優探しをしたりするらしいので、映画自体はまだ…

バックレ中国人

朝の7時前に何度もトレイシーの電話にショートメールが入る。しかしトレイシーは夢の中である。その後電話がかかってきた。 電話を切った後、トイシーは怒り心頭である。もともと朝は機嫌悪いんだけど。 実は河北省出身の同僚からの電話で、仕事をやめるとい…

オタの愛は地球を救う

今日は心底腰が砕けた。 http://www16.atwiki.jp/hinomotooniko/pages/1.html 鬼っ子ですか。そうきましたか。 中国にいる日本人なら一度は言われたことがあると思う。言われると私もむかっときていたが、これからは笑ってすませられそうだw 常々日本のオタ…

「艋舺(モンガに散る)」を観る

どうにも我慢が出来なくなり、部屋で1人「艋舺」祭り開催。 本格的なヤクザ青春映画は確かに今まで台湾に無かった気がする。「枯嶺街少年殺人事件」も若者の抗争の話は出てくるがもっと純真だ。 主人公は高校生なのでヤクザというよりチンピラに近い。服装や…

今日でお別れ日本

今日の夜の飛行機で北京に戻る。毎回悩むのが中国人にあげるお土産。結局いろんな種類が入っている詰め合わせセットを買う。中国人は生っぽい食感が苦手だ。あとチーズとか食べ慣れない味も苦手。意外と好評なのは「柿の種」。そして肝心なのは「MADE IN JAP…

東京国際映画祭その2

今日も8時半頃六本木に行く。平日なので昨日よりは人は少ない。どうも韓国版「男たちの挽歌」目当ての人が多いらしい。韓流は相変わらず強い。途中で映画祭の人に 「どちらの作品ですか。」ときかれたので 「『風に吹かれて』です。」と答えたら 「あ、あり…

東京国際映画祭その1

朝早起きして六本木に向かう。8時半の時点でもう長蛇の列。今日の目当ては台湾映画の「茱麗葉(JULIET)」。他の台映画「 艋舺(モンガに散る)」は速攻完売。さすが台湾で今年一番人気の映画だけはある。 「茱麗葉(JULIET)」は3話のオムニバス。第1話はビ…

「キャタピラー」を観る

夜また高速バスで東京に戻るまでに金沢市内をぶらぶらする。金沢もドーナツ化がすすんで昔を知る身からすれば、市の中心部は侘しい感じがする。 ちょうど市内の映画館で夕方「キャタピラー」をやっていたので観る。大陸で負傷して帰ってきた軍人と妻の話。な…

ビザは大丈夫か

朝、ビザの代行会社へ。 「実は急に大使館から連絡が入りまして、今週からビザの審査が厳しくなったんです。でも今日の分は間に合わないのでそのまま提出出来ます。」 と言われる。どうもギリギリセーフらしい。申し込んだのは2年のマルチ。うまく取れますよ…

2年ぶりの日本

朝7時半のデルタ便で成田へGO。飛行機の中でキャシー・ベイツが出演する映画を観る。プリンター販売の中小企業で欠陥商品の内部情報がマスコミにすっぱ抜かれて大騒ぎになる話だがタイトルは不明。三谷幸喜みたいな群像コメディでニヤニヤ笑ってしまった。 …