アジア映画

台北金馬影展上映作品発表

11月7日から24日までの間に注目作品が目白押し。観たい作品が多すぎて、以前紹介した作品についてはちょっと省略した。 今年も何とか有給をやり繰りして台湾に行くぞ! 「默視錄(黙視録)」:台湾 オープニング作品。監督はシンガポールの楊修華(ヤン・シ…

秋の映画祭シーズン到来!今年は日程が被りまくり

秋といえばアジア各地で映画祭が開催される時期だ。ざっと見るだけでも 10月2日~11日 釜山国際映画祭(韓国) 10月17日~11月10日 香港亞洲電影節(香港) 10月17日~10月26日 TAIWAN MOVIE WEEK 2024(日本) 10月28日~11月6日 東京国際映画祭(日本) 11…

香港で「富都青年(アバンとアディ/Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり)」を観る

MIRRORのコンサートも観れたので、今日からは観たい映画をガンガン観ていく。 まずは堅尼地城(ケネディタウン)にある高先電影院(Golden Scene Cinema)にGo! 吳慷仁(ウー・カンレン)2本立てに見えるが、「但願人長久」は不定期での上映で予約で既に満…

1月から2月にかけて香港で公開中の映画

飛行機のチケットも買って、ホテルも予約して、眼鏡(老眼鏡じゃないやつ)も新調して、歯のクリーニングもして、髪も切って、後は寝て待つのみだが、やはり現地の映画チェックは欠かせない。 「富都青年」:12月7日から公開 公開から既に2か月以上経過して…

秋は怒濤の映画祭ラッシュ

毎年秋になると東アジア各地で映画祭が開催される。コロナ渦のうっぷんを晴らすかのように今年はどれもゲストをばんばん呼んで豪華になっている。そして私は、今年も有給を使って台湾の金馬に参戦。 まずは10月4日~13日に開かれるのは釜山国際映画祭。 www.…

今年こそ行けるのか!?「台北金馬影展2022」

隔離も無くなり、だいぶ規制が緩和されてきた台湾。タイガーエアも飛んでいるし、これはもしかしたらイケるんじゃないかと期待大。作品ラインナップ&スケジュールも発表されて心はうきうき。そんな中から気になる作品を選んでみた。 台北金馬影展 Taipei Go…

健全なエロにほっこりしてしまう「セールス・ガール」

今回の一番の掘り出し物。なかなかモンゴルの映画を観る機会はないので観てみた。センスが良くて、登場人物のキャラもそれぞれ魅力的だった。 まず主人公の女の子の変化がいい。最初はヒゲが生えてそうなくらいおぼこい女の子だったのに、自己を開放するにつ…

小説「クレイジー・リッチ・アジアンズ」を読む

偶然図書館で見かけたので読んでみる。映画では正直登場人物が多すぎて整理しきれなかったが、これを読んでやっとすっきりした。小説の方がお下劣なので、お好きな方は小説もどうぞ。 映画の感想はこちら。 mingmei2046.hatenablog.com 上下合わせて約700ペ…

第16回大阪アジアン映画祭上映作品発表

緊急事態宣言が継続される中、今年も何とか開催することが出来た。チケットの入手方法がいつもと違っているので、注意しながらチェックしよう。 www.oaff.jp オープニング作品は文念中(マン・リムチョン)が許鞍華(アン・ホイ)を撮ったドキュメンタリー映…

今年は同時開催!東京国際映画祭&東京フィルメックス

上映作品を見ると、釜山国際映画祭や台北映画祭、金馬影展とかぶっている作品が多かった。今は海外に行けないので日本で見られるのはありがたい。 スケジュールはまだ発表されていないが、是非これは観たいという作品をリストアップしてみた。 七人楽隊(七…

観たいヤツは全部観る!大阪アジアン映画祭

今日から前売り販売開始。もともと香港国際電影節のために有休を使おうとしたら、夏に延期になってしまい、それをアジアンに流用。ガッツリ観るぞ! とはいっても有休にも限りがあるので、もう既に観た映画は除いていく。「大飢(大いなる飢え)」「少年的你…

シネマート心斎橋で「アルファ 殺しの権利」を観る

メンドーサ監督の2018年製作映画。 とにかく主人公の警官がイケメン過ぎ。でも熱血漢に見えて実は裏がある。 手持ちカメラを多用したドキュメンタリータッチの映像は前作「ローサは密告された」と同じ。臨場感に溢れていて、まるで自分も現場にいるようだ。 …

ヤスミン監督映画「細い目(2005)」を観る

大阪では十三にある第七芸術劇場で公開中。 金城武が好きなマレー系の女の子オーキッドと、露天のVCD屋で働く中国系の男の子ジェイソンが出会う。一目ぼれから始まる初恋。でも男の子はヤクザのボスの妹でもある中華系の女の子ともつきあっていた。オーキッ…

東京国際映画祭で「ミンダナオ」を観る

今現在も内戦が続いているフィリピン南部のミンダナオ島でのお話。 メンドーサ監督の映画は以前「ローサは密告された」を京都シネマで観た。手持ちカメラで臨場感たっぷりに撮るところは変わっていない。 しかし今回は4歳になる娘が中心なので、かなりソフト…

台北金馬影展スケジュール発表!

開催中ずっと台湾にいたいけどそれは無理なので、なるべく多くの作品を見られるようにただ今画策中。 http://www.goldenhorse.org.tw/film/programme/films/?search_year=2019&parent_id=316 まず「夕霧花園」が21日しか上映しないのが悲しい。阿部寛が出演…

秋はアジアで映画祭が目白押し

毎回この時期はどこで何を観ようか悩んでしまう。一番注目されているのはやはり釜山国際映画祭だろうが、しゃべりが外国語で字幕が韓国語や英語だとお手上げだったりするので、やっぱり狙いたいのは金馬か香港亞洲。今年は日本にいるので、東京国際映画祭も…

シネマート心斎橋でヤスミン・アフマド特集

東京では7月に開催され、大阪では8月23日から9月5日まで開催。ヤスミン特集は割引が効かないので、都合のいい日にさっさと観に行こう。 まずは「タレンタイム~優しい歌(2009)」を鑑賞。土曜日とあって客の入りは半分くらい。男女も半々。どちらも平均年齢…

ベトナムアクション映画「ハイ・フォン」をNetflixで観る

今年の大阪アジアン映画祭でも上映された。ベトナム初の本格アクション映画。 いろんなパターンのポスターがあるが、どれも楳図かずお調なのは何故なのか。 アクション映画の基本を踏まえつつ、新しいことにも挑戦しているその姿勢に好感が持てる。市場の中…

香港国際電影節で「幻土(A LAND IMAGINED)」を観る

2018年東京フィルメックスでも上映。シンガポール映画。撮影は日本人の浦田秀穂。 監督はこれが長編2作目。失踪した中国人と刑事の夢が交差するはずなのに、その繋がりがセリフでの説明だけ。共通するのはどちらも不眠症なのだが、何故刑事がいきなり全裸で…

大阪アジアン映画祭で「パパとムスメの7日間」を観る

遂に最終日。 原作も監督も日本人。ベトナムは最近韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」もリメイクしていて、積極的に海外の良い部分を取り入れようとしている。 主役の女の子が超かわいいのにオヤジの演技もちゃんと出来ている。パパもしっかりJKになりきって…

大阪アジアン映画祭で「アサンディミッタ」を観る

人生初のスリランカ映画。一筋縄ではいかない摩訶不思議な映画。 アサンディミッタは2度離婚歴のある2児の母親だ。ある日バスでイケメンヴィッキーと出会い、そのまま同棲する。しかしヴィッキーは時々老人に変わる時がある。もともとダメ男のヴィッキーはア…

大阪アジアン映画祭で「Sad Beauty」を観る

女優とその親友との友情物語。 仲の良い2人が誤ってDV男を殺してしまう。死体の処理に困った2人がおじさんの家を訪ねて相談にのってもらう。その解決策としてワニに食べさせるというのもすごい話だ。 その帰り2人は大げんかをして別れるが、1年後ガンが末期…

大阪アジアン映画祭でタイ映画「Homestay(ホームステイ ボクと僕の100日間)」を観る

1998年に出版された森絵都の小説「カラフル」が原作。甘酸っぱ憑依ミステリーというところか。 主演は「バッド・ジーニアス」で金持ちのボンボン役をしたティーラドン・スパパンピンヨー。 相手役はBNK48のチャープラン・アーリークン。かわいい。 主要キャ…

香港国際電影節チケット発売開始

今年のテーマは「Colours in the Dark」。写真は夏永康(ウィン・シャ)。電影節大使は古天樂(ルイス・クー)から郭富城(アーロン・クォック)に交代。 HKIFF 今年は上映場所も増えて、発行手数料もかかるようになったが、ネットで買えるのはありがたい。…

2月23日から大阪アジアン映画祭チケット発売開始

しっかり朝10時前からセブンイレブンにスタンバって狙っていたチケットを買いまくった。まとめ買いは出来なくて、一枚ずつプリントアウトされたチケット詳細用紙をバサッとカウンターに持って行き、これまた1枚ずつ清算するので店員さんは苦笑いだ。 今現在…

第14回大阪アジアン映画祭上映作品発表

今年の特集企画は台湾と香港の強力2本立て!いやっほ~。 上映作品一覧|OAFF2019 今年はフェスティバルサポーターに入ったので、オープニング&クロージング作品のチケット争奪戦からは解放された。 やっぱり見逃せないのは 香港映画「非分熟女」 もしも呉…

大阪アジアン映画祭でタイ映画「ダイ・トゥモロー」を観る

最近タイ映画でもおもしろい作品が増えてきた。 死ぬ前日の人々の日常をオムニバスで見せていく。監督曰く、死ぬとは特別なことではなく、日常で起きるありふれた出来事である。 なので、この映画の中で登場する人々もごく普通に生活している。死因も事故、…

大阪アジアン映画祭でインドネシア映画「牌九(パイゴウ)」を観る

インドネシアに住む華僑の結婚を描いためずらしい映画。 女好きの遊び人男が超大金持ちのお嬢様と逆玉結婚するが、遊んで捨てた元カノに邪魔されそうになる。しかしそのお嬢様の父親が実はヤクザだった。なので結婚式が進行する裏側で殺し屋が暗躍したりして…