中国映画
お客の入りは5割ぐらい。案外人気。キワモノ映画かと思いきや、きっちりとした技術で撮られたニセドキュメンタリー映画だった。「水曜スペシャル川口浩探検シリーズ」が好きな人は、これも好きなはず。 中国は映画やドラマの検閲が厳しいことで知られている…
今年もやってきました、大阪アジアン映画祭。香港映画の「濁水漂流」が無いのが残念。しかし台湾、香港の映画が多数上映されるのはうれしい。 www.oaff.jp 作品ごとの解説はまだだが、今は本国で上映済ならネット上で簡単に情報が手に入るいい時代。何なら自…
Netflixでただいま配信中。監督は「盛夏光年(花蓮の夏)2006年」を撮った陳正道(レスト・チェン)。ロケ地は厦門(アモイ)と山亜。 主演はどちらも子役から大活躍している張子楓(チャン・ズーフォン)と呉磊(ウ―・レイ)。ついに00後(2000年以降に生ま…
中国大陸では2019年10月に公開された。日本では2021年7月16日から公開。2020年の香港電影金像奨では最優秀主演女優賞、最優秀新人賞、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀作品賞等等、賞を獲得している。 まずはキャスティングが絶妙。主演に1992年生まれの…
緊急事態宣言が継続される中、今年も何とか開催することが出来た。チケットの入手方法がいつもと違っているので、注意しながらチェックしよう。 www.oaff.jp オープニング作品は文念中(マン・リムチョン)が許鞍華(アン・ホイ)を撮ったドキュメンタリー映…
みんな大好き張愛玲(アイリーン・チャン)原作の文芸映画。 1930年代後半の香港が舞台だが、撮影されたのは厦門鼓浪嶼(アモイのコロンス島)。2017年には世界文化遺産にも登録された。 許鞍華(アン・ホイ)監督は、「傾城之戀(傾城の恋)」「半生縁」に…
最初は観る予定にはなかったが、朝通りすがりの入口のポスターを見て、その場で観ることに決めた。 私の写真の撮り方が悪かったわけではなく、もともとこういうデザイン。 2011年に南京で実際に起きた誘拐殺人事件が元ネタ。それを四川省攀枝花に場所を替え…
日本での一般公開は1994年。映画自体はDVDやテレビなどで何度も見たことあるのに、映画館で観たかどうかはうろ覚え。ちょうど塚口サンサン劇場で1週間だけ上映をしていたので早速行ってみた。 「貴妃酔酒」の楊貴妃。この世のものとは思えない美しさ。 陳凱…
今日から前売り販売開始。もともと香港国際電影節のために有休を使おうとしたら、夏に延期になってしまい、それをアジアンに流用。ガッツリ観るぞ! とはいっても有休にも限りがあるので、もう既に観た映画は除いていく。「大飢(大いなる飢え)」「少年的你…
まさに粗製濫造を地で行く「鬼吹灯」シリーズでまたまた新作映画登場。しかも映像化された作品の中で最も評価が低い結果となり、小説ファンからもブーイングの嵐。 確かに全体的にショボい。CGはがんばっているが、ほとんどグリーンバックで撮影したんだろう…
中国映画やドラマは、大陸の動画サイトを大陸以外の場所で開くと見られない場合が多い。版権の問題かと思うが、あっさり見られる作品もある。その基準がよく分からない。これは優酷が出資して作った映画なので、優酷で見られた。 「流浪地球(さまよえる地球…
予告編は良かったのだが。本編は予告編を越えられなかった。大陸では5月の連休に合わせて公開した。 広大な雪山を背景にした男同士の死闘を期待したのだが、それはちょっと期待外れ。 俳優は好きな人ばかり。主人公の張震(チャン・チェン)はもちろん、廖凡…
大陸では9月12日から公開。ほぼ同時公開が出来たのは、日本テレビ系列の株式会社VAPが出資しているから。今年の東京国際映画祭でも上映される。 左は地味だけど映画の内容に合っていると思う。 一番の注目は役所広司が初めて中国映画に出演することだろう。…
「時代劇制限令」のあおりを私も少しばかりくらってしまい、しばらく日本に滞在することになった。とりあえずNetflixに入ろうかな。 今年の旧正月に大陸で上映され、3月の「中国映画祭 電影2019」でも上映されていた。そして5月3日から日本でも一般公開。全…
今週になってがくんと上映回数が減ったので慌てて旺角の映画館へ。 既にNetflixで190カ国、28言語での配信予定が決定している。 流石にVFXは素晴らしい出来。特に北京、上海が氷河で覆われているシーンは、馴染みがあるだけに圧巻。大画面で見る木星の模様も…
2018年東京フィルメックスでも上映。 チベット映画なのに、プロデューサー王家衛(ウォン・カーワイ)のテイストがあちこちに点在している。それとも監督の元からあるセンスなのか? 最初に現れるチベットの諺が肝。「もしあなたに私の夢を語ってもあなたは…
香港とシンセンとを運び屋として行き来する高校生の物語。「過春天」はその運び屋の隠語でボーダーを渡ること。 英語のタイトルは「The crossing」。ボーダーを越え、運び屋という犯罪の世界を越え、少女から大人へ越える物語だ。 シンセンで母親と一緒に暮…
大阪アジアン映画祭のことばかり気にかけていたが、来週から香港に行くんだった。 一般上映でとりあえず観たいのはこのあたり。 中国映画「流浪地球(さまよえる地球/流転の地球)」 大陸の旧正月でメガヒットしたSF映画。呉京(ウー・ジン)が遂に地球まで…
今年のテーマは「Colours in the Dark」。写真は夏永康(ウィン・シャ)。電影節大使は古天樂(ルイス・クー)から郭富城(アーロン・クォック)に交代。 HKIFF 今年は上映場所も増えて、発行手数料もかかるようになったが、ネットで買えるのはありがたい。…
しっかり朝10時前からセブンイレブンにスタンバって狙っていたチケットを買いまくった。まとめ買いは出来なくて、一枚ずつプリントアウトされたチケット詳細用紙をバサッとカウンターに持って行き、これまた1枚ずつ清算するので店員さんは苦笑いだ。 今現在…
一晩ぐっすり眠って、まず見たのがこの映画。第19回東京FILMEXでも上映されている。上映時間が約4時間もあるので途中寝るかと思ったが、まったくの杞憂に終わった。 後ろ姿が象徴的なポスター。グレーな街で彷徨う4人が最後導かれるように出会う。 台湾での…
日本では2018年東京フィルメックス、台湾では2018年金馬奨(ゴールデンホース・アワード)」で上映されている。 どちらでも前評判はかなり良く、私も期待を大きくして待っていた。大陸では12月31日から公開でタイトルと年越しをうまく引っかけて宣伝していた…
映画「無名之輩」が良かったので、その前の作品も見てみることにした。 舞台の映画化。こちらも演技派揃い。基本的にはワンシチュエーション映画。精神病院に閉じ込められた7人が何とかして自分は正常だと証明して脱出を図ろうとする物語。 密室の中で繰り広…
2018年11月公開で評判の良かった映画も只今ネットで公開中。 どうにも這い上がれない人々の群像劇。登場人物は一見バラバラに見えて、実はみんな繋がっている。「橋城」市という架空の地方都市が舞台だが、実際のロケ地は貴州省都匀市で撮影。なのでみんな貴…
結局北京には4ヶ月半もいた。次第に気温も下がり、乾燥のせいで全身粉がふいて痒いわ、爪はパキパキ割れるわ,3日に1度は鼻血が出るわでたいへんだった。 飛行機の中でご来光を拝む。 海口の美蘭空港には更衣室もあって、そこで南国仕様に着替えることが出来…
2015年釜山映画祭のクロージング作品。 80年代の山西省の田舎が舞台。どれくらい田舎なのかというとこれくらい。 去年、上海から銀川まで列車に乗って移動した時に山西を通過したが、山奥のすごいところに人家があったりして驚いた。 その山奥の村で爆発事故…
海外でも紹介されていて高評価らしい。多分日本でも近いうちに公開するだろう。 一瞬、白黒映画かと思うくらいモノクロを基調とした映像。張芸謀の時代劇はいつもどの場所も均一に明るくて照明に奥行きがない。そこに薄~い素材で印刷した屏風や幕が部屋いっ…
監督の韓延が「カイジ」の大ファンで原作者の福本伸行に一度は断られるも、何度も自分の脚本を送ってやっと許可が下りたらしい。日本ではNetflixで見られるので、それで見た人がちらほら。 原作漫画と日本版映画はまだ見ていない。単純なジャンケンゲームか…
2018年8月10日公開で、18日には興行成績10億元を超えた。それだけみんな監督としての黄渤(ホアン・ボウ)に期待していたということだろう。今ではネットでも公開中。 黄渤が監督脚本主演担当で、気合が入っているのはひしひしと伝わってくる。 会社の慰安旅…
アルパカも謎を解く鍵を握る重要な存在。 主演は余文樂(ショーン・ユー)&張静初(チャン・チンチュー)、監督は曾國祥(デレク・ツァン)&尹志文(ジミー・ワン) 舞台は北京。酒に酔った勢いで記憶を無くし、朝目覚めたら見知らぬ男とベッドの中だった…