香港では連日の舞台挨拶が功を奏して、既に2500万HKDの興行成績をおさめ大ヒット。映画の評判も概ね良く、まだまだ上映期間は伸びそう。マレーシア、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリアの上映も決定。
私自身の感想も同じで予想以上に良かった。騙し合いのどんでん返しも、派手なアクションや銃撃戦も旧正月映画にぴったり。波多野裕介の音楽も映画をおおいに盛り上げている。そしてEdanの出番が多めだったのがうれしい。ヘタレ役の演技も良かった。
香港での撮影でメインとなる「萊寶行」はてっきりセットだと思ったら実在するお店だった。
これがこうなる。before&after
深水埗(サムスイポー)にある「廣生表行」は既に数年前に閉店されており、それをもとに作り替えた。まさに今回の撮影にうってつけの場所だ。
地下金庫や、下水道、マンホールから地面に出る部分は完全に作ったセット。
後ろに見えるのが下水道のセット。かなり大きい。
上映後のQ&Aには袁劍偉(ユエン・キムワイ)監督と、謎の日本人悪役を演じた田邊和也が登場した。
監督と通訳の息もぴったりで、ちゃんと話の最後にオチを用意して笑いを誘っていた。監督の人柄が滲み出たいいQ&Aだったと思う。
結局MIRRORの誰も来なかったのは残念だった。
今年の東京国際映画祭か東京フィルメックスで「12怪盜」上映してくれないかなあ。
香港では3月28日から一般公開。