香港映画
今回も香港の新たな魅力を見せてくれた黃浩然(アモス・ウィー)監督。香港では2022年2月のバレンタインデーに合わせて公開された。2021年香港亞洲映画祭のクロージング作品にも選ばれている。舞台挨拶の様子がYouTubeにupされていて、主演の岑珈其(サム・…
ただせさえ席の間隔が狭いABCホールは満席で、人でぎゅうぎゅうだった。 ドラマ版を見てからの鑑賞だが、やっぱりグッと胸にこみ上げるものがある。 まずは80年代から90年代の香港の再現度がすごい。 茘園:幼い梅艷芳が姉と一緒に舞台で歌った場所 1949年に…
平均年齢が高い映画祭の会場で、今日だけ若い女性が多いなあと思ったらどうもMIRRORのファンだったらしい。 英皇電影(エンペラーモーションピクチャーズ)が製作。前作「29+1(29歳問題)」で女性の気持ちを代弁した彭秀慧(キーレン・パン)監督が、今度は…
今年もやってきました、大阪アジアン映画祭。香港映画の「濁水漂流」が無いのが残念。しかし台湾、香港の映画が多数上映されるのはうれしい。 www.oaff.jp 作品ごとの解説はまだだが、今は本国で上映済ならネット上で簡単に情報が手に入るいい時代。何なら自…
流石ドニーさん&ニコラスの主演映画は日本公開が早い。中国大陸では2021年7月、香港では8月の夏休みに公開した。日本では今年の東京国際映画祭で初お披露目。でも期間中1回こっきりの上映で、その時は観れずじまいだった。 陳木勝(ベニー・チャン)監督の…
リム・カーワイ監督セレクト「香港映画祭2021」から。「香港映画祭2021」は大阪シネ・ヌーヴォから始まり、今後は出町座(京都)、元町映画館(兵庫)、名古屋シネマスコーレ(愛知)、ユーロライブ(東京)の全国5都市で公開予定。 2019年の「香港亞洲電影節」で上…
リム・カーワイ監督セレクト「香港映画祭2021」から。「香港映画祭2021」は大阪シネ・ヌーヴォから始まり、今後は出町座(京都)、元町映画館(兵庫)、名古屋シネマスコーレ(愛知)、ユーロライブ(東京)の全国5都市で公開予定。 この日は終わってからリモートの…
第一印象はポスターからも分かる通り「みっちり」。監督はきっと余白恐怖症に違いない。香港では11月18日から一般公開。 全編モノクロなのはあまりにもグロいシーンが続くからだろう。最初の腐敗した左手のシーンからして臭いまで漂ってきそう。それでもそれ…
香港はあんなに小さいのに交通機関が充実している。今回は城巴(シティバス)の全面協力のもと撮影されている。シネマート心斎橋にて1週間だけ公開。 この映画のために王菀之(イヴァナ・ウォン)と林盛斌( ボブ・ラム)はバスの免許を取得。王菀之は9か月…
秋は映画祭の季節。しかし今年も行けるのは東京国際映画祭のみ。スケジュールの発表はこれからだが、取り合えず観たい映画をピックアップしている。しかし中国映画が1作のみで、韓国映画が皆無とは。(もしかしたら注意深く探したらあるのかもしれない。)釜…
第29回レインボー・リール東京での日本初上映。香港電影金像奨では最優秀主演男優賞と最優秀助演女優賞を受賞している。 鰂魚涌(レイユームン)のベンチ。遠くに元啓徳空港の啓徳フェリーターミナルが見える。70歳と65歳の恋。お互いに結婚して家庭があり、…
中国大陸では2019年10月に公開された。日本では2021年7月16日から公開。2020年の香港電影金像奨では最優秀主演女優賞、最優秀新人賞、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀作品賞等等、賞を獲得している。 まずはキャスティングが絶妙。主演に1992年生まれの…
今日から大阪のシネ・ヌーヴォにて始まった「2021年香港インディペンデント映画祭」。京都出町座では6月25日から、名古屋シネマスコーレでは7月下旬に公開予定。 自主制作映画とはいえ、高先電影有限公司(ゴールデン・シーン)がプロデュースしており、予算…
「未体験ゾーンの映画たち2021」から。郭子健(デレク・クォック)がプロデューサー、長年郭子健とコンビを組んで視覚効果(ビジュアルエフェクト)に携わった黄智亨(ヘンリー・ウォン)が監督をしている。 お話はわちゃわちゃしているので、もう少しすっき…
「未体験ゾーンの映画たち2021」から。「使徒行者」シリーズは映画が3まである以外にTVドラマもシーズン1~3まであり、映画の続編も今後製作するかもと言われている。しかし映画とドラマには繋がりがほとんど無く(ちょっとある)、「潜入囮捜査」モノとい…
映画「十年」の中の「浮瓜(エキストラ)」を撮った郭臻(クォック・ジョン)監督の25分の短編映画。金馬では最優秀短編賞を受賞した。デモの場面は実際の現場で撮影されたもの。 しがないタクシー運転手がデモに巻き込まれる一夜のお話。そこに乗り込むお客…
今年のアジアン映画祭で一番かもしれない。「香港でダンス映画は誰も見ない」というジンクスを破って大ヒットした1から6年。ますますパワーアップして帰ってきた。 今回はHIPHOPとダンスを愛するKIDAの面々が映画のヒットによって人気者になる中、都市再開…
今年も無事映画祭が開催されたので、まずは一安心。今年のオープニング作品は許鞍華を追ったドキュメンタリー映画。 映画の中で何度も許鞍華の後ろ姿が映し出されるが、まさに背中が彼女の人生を物語っている。 賞レースの常連であり生けるレジェンドの彼女…
日本のお正月映画にドニーさん登場。ハードなアクションにユルいギャグ。家族みんなで観るのに丁度いい。 あらすじは置いといて。序盤からカーアクションで飛ばして最後は東京タワーでの決闘で締める。一時流行った韓国流のリアルなアクションではなく、見栄…
みんな大好き張愛玲(アイリーン・チャン)原作の文芸映画。 1930年代後半の香港が舞台だが、撮影されたのは厦門鼓浪嶼(アモイのコロンス島)。2017年には世界文化遺産にも登録された。 許鞍華(アン・ホイ)監督は、「傾城之戀(傾城の恋)」「半生縁」に…
香港を代表する監督7人が撮ったオムニバス映画。短いながらもそれぞれの個性が楽しめる映画だった。 1:洪金寶(サモ・ハン・キンポー)《天台練功》1950年代 ビルの屋上で子供たちがカンフーの練習をしているお話。師匠役は洪金寶の実の息子。 2:許鞍華…
今年は11月5日から22日まで開催される台北金馬影展。注目作品が多い中、気になるものを挙げてみた。 手捲煙(手巻き煙草)香港 ヤクザのブツを盗んだ男と、彼から百万ドルの報酬をもらう約束で庇う元軍人とのお話。そこにタイと台湾のヤクザも絡んでくる。色…
上映作品を見ると、釜山国際映画祭や台北映画祭、金馬影展とかぶっている作品が多かった。今は海外に行けないので日本で見られるのはありがたい。 スケジュールはまだ発表されていないが、是非これは観たいという作品をリストアップしてみた。 七人楽隊(七…
コロナの影響で上映延期になっていたが、7月3日から日本でも一般公開した。 今回の舞台は1964年のサンフランシスコ。人種差別に立ち向かうイップマンのお話。次の相手がアメリカっていうのがまたなあ。 親子の絆のエピソードも絡めつつ、最終章にふさわしい…
日本での一般公開は1994年。映画自体はDVDやテレビなどで何度も見たことあるのに、映画館で観たかどうかはうろ覚え。ちょうど塚口サンサン劇場で1週間だけ上映をしていたので早速行ってみた。 「貴妃酔酒」の楊貴妃。この世のものとは思えない美しさ。 陳凱…
日本では2020年2月7日より一般公開された。今はFACEBOOK Watchでも見られるが、北京語の吹替版だ。騰訊視頻(テンセントビデオ)では会員のみ北京語版広東語版どちらでも見られる。 熱い友情で結ばれた5人の男の物語。90年代後半に大ブームを起こし、今でも…
監督は「G殺」で颯爽とデビューした李卓斌(リー・チョクバン)、主演は香港の美魔女、溫碧霞(アイリーン・ワン)。香港では4月9日から一般公開。 mingmei2046.hatenablog.com 溫碧霞は以前「愛在深秋(2016)」という映画で知った。美魔女とはいえその映画…
今日から前売り販売開始。もともと香港国際電影節のために有休を使おうとしたら、夏に延期になってしまい、それをアジアンに流用。ガッツリ観るぞ! とはいっても有休にも限りがあるので、もう既に観た映画は除いていく。「大飢(大いなる飢え)」「少年的你…
現代の教育問題も入れながらも単純明快、難しい話は一切無し。だってドニーさんだから。 元アメリカ軍海兵隊の熱血先生は完全無欠。落ちこぼれ生徒たちの問題を次々解決していく。やっぱり何といってもアクションシーンが見もの。アクション振付は谷垣健司。…
香港では10月24日から、台湾では11月1日から公開。古天樂(ルイス・クー)が主役かと思いきや、最近主演作品が多い張繼聰(ルイス・チョン)が互角にやりあっている。 宝石店の強盗事件が発生して1か月後、犯人の1人が殺されているのが発見される。その後更…