第47屆香港國際電影節は3月30日から4月10日までだが、それ以外にも一般公開で観たい映画をチェック中。香港も前の日ぐらいにならないと、上映日時が分からないことが多い。先行ロードショーは直前だとチケット完売なんてこともあるので、気が抜けない。
これは見やすくて検索しやすいのでよく使う。
一番観たいのは何と言ってもこれ。「毒舌大狀」
黃子華(ウォン・ジーワー)主演の法廷劇。今回は笑いは少なめ。評判も良く1月からずっと公開をキープしている。
「1人婚禮」
映画「幻愛」「時代革命」の周冠威(キウィ・チョウ)監督が挑戦する初のコメディ。再生回数を増やそうとするYouTuberカップルのお話。う~ん、笑えるのかな。
「風再起時」
郭富城(アーロン・クォック)と梁朝偉(トニー・レオン)の共演は1988年のTVドラマ以来だそう。1970年代の香港廉政公署(警察に対する不正調査機関)映画。香港映画のいちジャンルとして既に確定されている感のあるこのテーマを、映画「踏血尋梅」の翁子光(フィリップ・ユン)監督はどう撮るのか。設定は香港だけど、浙江省湖州市で撮影。
「無名」
梁朝偉(トニー・レオン)出演の1930年代共産党スパイもの。トニーさんよく働くなあ。周迅(ジョウ・シュン)も共演している。監督は映画「羅曼蒂克消亡史(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海)」を撮った程耳(チョン・アール)。メインは王一博だけど、トニーさんだけ観たい。
「斷網」
郭富城(アーロン・クォック)主演のサイバーテロ映画。香港映画らしい映画。
「殘影空間」
鄧麗欣(ステフィー・タン)主演のサイコスリラー。犯人の深層心理に入り込める特殊能力を持つ法医学者が、連続殺人事件の真犯人を探すお話。
後は「死屍死時四十四」をもう一度現地で観るつもり。舞台挨拶ないかなあ。
4年も香港に行けなかった間に、見慣れない映画館が増えていた。
「Golden Scene 高先電影院」は堅尼地城(ケネディタウン)に2021年にオープンした映画館。
北角(ノースポイント)にはもともと新光戲院があって、昔は粤劇(広東オペラ)と映画を上映していたが、いつしか粤劇のみになっていた。それが今は「新光戲院大劇場」「Sun Digital 新光數碼戲院戲院」と分かれてそれぞれ粤劇と映画を上映している。そこにもう一つ「ACX Cinemas 北角匯戲院」が2020年11月にオープン。こちらはミニシアター系。
他にも柴灣や筲箕灣にも映画館が出来ていたり。コロナ渦で映画館経営が苦しかったのは香港も日本も同じ。香港の場合は映画館が封鎖されてしまい、上映スケジュールも延期になったりした。しかし最近の香港映画は良作揃い。そして前よりも舞台挨拶が多くなっている気がする。
みんなでまた香港映画を盛り上げようとする気概が感じられる。