準備はいいかい?大阪アジアン映画祭上映作品発表

今年もやってきました、大阪アジアン映画祭。香港映画の「濁水漂流」が無いのが残念。しかし台湾、香港の映画が多数上映されるのはうれしい。

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作品ごとの解説はまだだが、今は本国で上映済ならネット上で簡単に情報が手に入るいい時代。何なら自分で調べてしまおう。

まずは台湾映画から。

「徘徊年代」

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90年代、ベトナムから台湾に嫁いできた女性のお話。姑役は「台湾のおばあちゃんと言えばこの人」の陳淑芳(チェン・シュウファン)が演じている。

 

「修行」

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専業主婦の妻がかつての夫の浮気相手が入院したと聞いて、日常に変化が起きるお話らしい。中年期の人生が修行だとするならそこに悟りはあるのか?

 

「不想一個人(一人にしないで)」

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若者の孤独とセックスを織り交ぜた映画っぽい。助演女優温貞菱(ウェン・チェンリン)のビッチな演技が楽しみ。

 

次は香港映画。

「梅艷芳(アニタ)」

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香港映画「寒戰(コールド・ウォー)」の梁樂民(リョン・ロクマン)が脚本と監督を担当している。映画版以外に47分×5話のドラマ版があり、既に香港、台湾、シンガポールのディズニープラスにて2月2日から配信されている。

梅艷芳(アニタ・ムイ)を演じている王丹妮(ルイーズ・ウォン)はモデルをしていた新人。外見がかなり似ていて、まるでアニタ姐さんが乗り移ったかのよう。80年代、90年代の香港の再現度も高い。上映している時にむせび泣く人がいるかもしれないが、そっとしておいてあげて。

 

「殺出個黃昏(黄昏をぶっ殺せ)」

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主演は謝賢(パトリック・ツェー)、馮寶寶(フォン・ボーボー)、 林雪(ラム・シュー)。元は名うての殺し屋だが、今は引退して普通の人に。そこに若い女の子が絡んできて3人の運命や如何にというお話。

香港映画も老人が主役の映画が多くなってきた。謝賢は私の年代ではニコラスパパとして有名だが、昔は超イケメンでニコラスそっくりで驚きだ。

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今でもイケてるけどね。

 

「緣路山旮旯(僻地へと向かう)」

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草食系理系香港男子の5つのラブストーリー。知り合った5人の女の子がみんな香港の郊外に住んでいるので大変。「山旮旯」とは広東語でいうところの僻地。具体的には沙頭角、下白泥、大澳、船灣荔枝窩、長洲あたり。監督は「点対点」「逆向誘拐」の黃浩然(アモス・ウィー)。香港という場所にこだわりを持った監督なので、今回も香港の素敵なところをいろいろ紹介してくれる。主役の岑珈其(サム・ガーケイ)は実はベテラン中堅俳優。名の知れた作品に多数出演していて、今回の大阪アジアン映画祭の「我的印度男友(私のインド男友)」、「阿媽有咗第二個(ママの出来事)」にも出演している。

 

「阿媽有咗第二個(ママの出来事)」

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「29+1(29歳問題)」の彭秀慧(キーレン・パン)監督の新作。クランクインが2021年9月で出来立てのほやほや。今回がワールドプレミアなので、ネットの情報も少ない。登場する男の子は香港のアイドルグループ「MIRROR」の12人いるメンバーのうちの2人。

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でも主役は毛舜筠(テレサ・モー)だよ。

 

そして気になるのが中国の「宇宙探索編輯部(宇宙探索編集部)」

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百度で検索してもおかしな予告とポスターしか出てこない。B級臭がプンプンする。でも嫌いじゃない。出版社に勤めるオッサンの妄想の暴走?のお話っぽいが謎過ぎる。作品の良しあしは監督のお笑いセンス次第かな。

 

もうすでに有給の申請済み。オープニングとクロージングはサポーターになったので席の確保も万端。海外に行けない分、映画で思い切り楽しみたい。