アメリカ映画
A24といえば攻めた作品揃いの映画制作配給会社だが、どうも好き嫌いが分かれるようだ。私も全部が好きとは言わないが、前宣伝から心に引っかかる作品がとても多いので、観ている作品は多いほうだと思う。 監督は韓国系アメリカ人のコゴナダ。近未来の家族の…
東京国際映画祭では抽選に漏れた。 今回も思う存分に美術を楽しめた。でもどれも映っている時間が短すぎる。もっとじっくり観てみたい。 架空の街の架空の雑誌と架空の記事。ページをめくるように次々と物語が展開する。 出演陣が豪華。レア・セドゥは堂々と…
偶然図書館で見かけたので読んでみる。映画では正直登場人物が多すぎて整理しきれなかったが、これを読んでやっとすっきりした。小説の方がお下劣なので、お好きな方は小説もどうぞ。 映画の感想はこちら。 mingmei2046.hatenablog.com 上下合わせて約700ペ…
デビュー作でもある前作「search/サーチ」がアイデア賞ものの傑作だったので、ずっと公開を楽しみにしていた。 アニーシュ・チャガンティ監督は、多分自分に難易度の高い制約を設けるのが好きな性格に違いない。前作は全編PCの画面内だけで物語が進行してい…
緊急事態宣言が延長されてずっと観に行けなかった。 最近は老人を主人公にした作品が増えて、撮り方も多様化している。悲惨な結末になりがちな話でも、ただ単に「かわいそう」な内容にはしていない。 「ノマドランド」は車でアメリカ各地を転々とする60代の…
約20年ぶりの 「バッファロー'66」。3月16日からオープンのシアタス心斎橋で鑑賞。 当時は予告編も話題になった。今のようにネットで簡単に予告編が見られる時代ではなかった。大抵は映画館で上映前に流れる予告編をチェックして次に観る映画を選んでいたも…
男子のこじらせ青春映画は多々あって、そこに登場する女子は大抵クールで主人公より大人だったりする。でも女子だってやっぱりこじらせているのだ。 グレタ・ガーウィグが脚本、監督を担当。自身の経験を元にしているが、それを全世界共通のあるある要素にま…
ホラーと戦争映画はすすんで観ることはないが、どうにも気になるのでアップリンク京都まで行って観てきた。 結局幽霊も呪いも最後まで出てこないので、ホラーというよりは「人は如何にしてカルト教団の信者になるのか」というドキュメンタリーを観たような気…
9月25日から新作映画「マティアス&マキシム」が上映されるのに合わせて、特集が組まれたりしているグザヴィエ・ドラン。アップリンク京都では「見逃した映画特集」で、ドランが監督もしくは主演をした映画をまとめて上映していた。 その中で私が観たのは「…
最近久々に原作を読み返したばかりで、そこに映画の再上映のニュース。これは観なくてはと京都シネマまで参上した。 日本での初上映の時、私はまだおぼこい田舎の女の子だったので観ていない。ただ当時吉田秋生がイラストでこの映画を絶賛していたのを今でも…
長い日本語タイトルだ。「若草物語」と翻訳した昔の人の方がセンスは上だろう。 町山智浩さんの映画評を聞いた後に、「フランシス・ハ」をNetflixで観て頭の中がすっかりグレタ・ガーウィグ一色。今ならLine Payで1200円で観られるのでお得だ。 原作者ルイザ…
今回はとにかく安さ重視だったので、戻りは台北と香港経由のチケットを買った。その分飛行時間も長く、たっぷり映画を堪能した。 まずは「クレイジー・リッチ!」から。 次々と登場するシンガポールの成金たちの予想を裏切らないイカれっぷり。楊紫瓊(ミシ…
2016年の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から約2年経過しているので、前回の内容を何とか思い出しながら2を鑑賞。 今回の舞台はイギリスとフランス。魔法学校も登場して好きな人にはたまらない内容だと思うが、ハリーポッターシリーズさえ…
「グランド・ブダペスト・ホテル」が好きな人はこの映画も好きだと思う。 日本でも上映していたが、台湾の方が映画料金が安いので台北で見た。日本語のセリフなのに中国語の字幕がないことが多かったが、それは台湾だから?大陸でも愛奇藝の会員はネットで見…
飛行機の中で観た「ギフテッド」が思いのほか良かったので、ネットで「(500)日のサマー」も鑑賞。 「ギフテッド」の香港版ポスター。大陸では未公開でネットのみ。こんな感じの映画は外国でヒットしても大陸内ではなかなか公開しない(ネットですぐ観られ…
10月に日本に帰った時にいくつか映画を観た。 「3度目の殺人」 とにかく役所広司すげー。今回はちょっと狙った演出を披露した是枝監督。実は弁護士の重森も被告人の三隅と同類なのではないかと思った。そして広瀬すずのただならない女優としての存在感。朝ド…
ハリウッドが巨大中国市場に如何に食い込んでいきたいか分かる映画。監督こそ張芸謀(チャンイーモウ)だがそれ以外のプロデューサー、脚本、音楽等はほぼアメリカ。 話はよくあるハリウッド映画で、見た目からしていかにも悪そうな怪物VS人間、傭兵と美人将…
日本では2017年2月11日から公開予定。 最近猫パンチ並みの映画が多かったので、こういうボディブローでじわじわくる映画は久しぶりだ。 深い。無駄な説明は一切なく、かといって足りないわけではない。 私はアメリカという国があまり好きではない。アメリカ…
アメコミにもマーベルにも全く興味のない人間でも、観ることになるのがアメリカンメジャー大作の怖いところである。当然おごりで。 それでも主演がベネディクト・カンバーバッチで、ヒール役がマッツ・ミケルセンというのには心惹かれた。マッツ・ミケルセン…
香港であまり期待せずに1と2のVCDを買ったら大当たり。1はラスベガス、2はタイが舞台で2日酔いで記憶を無くした3人が人を探すという話。 今回はその2日酔いという設定を封印。謎の中国人周を探して金塊を取り戻す話になっている。 最終回にふさわしく…
香港では1月から公開している(日本では3月15日から)が、もう九龍灣のMEGABOXでしかやっていない。台湾では当初4月公開だったが、延期されて今は未定。 あまり洋画を観ないが、これは観たかった。理由は2つ。周迅ちゃんと蠔斗娜(ペドゥナ)が出演してい…
二輪館で鑑賞。ぬいぐるみのテッドが、アメリカアニメばりにやたら顔の筋肉が動いたらどうしようと心配していたが(私はあれが怖くて嫌い)、ピカチュー並だったのでまずは一安心。 「大人になれない大人」というのは世界中にいるらしく、世界中で大ヒット中…
明けましておめでとうございます。 今年初めの映画はクラスの同級生たちと一緒に観たこの映画。 2009年のオリジナル版をリメイクしたそうだがオリジナル版は観ていない。日本でももうじき公開するので詳しくは書かないようにする。 OPはアートないい感じ。で…
最近はネットで映画を無料ダウンロードをして観るのが主流になっている中国。そんなわけで街中からどんどんDVD屋さんが消失している。しかし回線の速さが不規則でウィルスも怖いので、DVDがあるならそっちを買ったほうが楽である。 個人的に戦争映画はまず見…
せっかくアメリカにいるのだから、時間のある時はまめにTVをつけている。しかし字幕無し英語オンリーになるとさすがに分からない。ドラマ「Closer/クローサー」の新作も何となくしか話が分からない。ただ前と違ってみんなブレンダの仕事っぷりに納得してい…
次の撮影に入る前に大急ぎで王家衛監督「My Blueberry Nights」を観る。「恋する惑星」にそっくりという評判通りに、かなり雰囲気、内容とも共通点が多い。といっても王家衛は常に同じテーマで映画を撮っているのでそれぞれの映画が繋がっていて当然。手塚治…
もうすぐ李安監督作品「色、戒」が大陸でも公開される。大陸版は7分間カットされるが、これは李安自ら編集したもので作品の内容を大きく損なうことはないらしい。最初はセックスシーン30分カットされると言われていたが、ヴェネチアで賞を穫ったものだか…