メンドーサ監督の2018年製作映画。
とにかく主人公の警官がイケメン過ぎ。でも熱血漢に見えて実は裏がある。
手持ちカメラを多用したドキュメンタリータッチの映像は前作「ローサは密告された」と同じ。臨場感に溢れていて、まるで自分も現場にいるようだ。
麻薬撲滅に血ナマコになる警察が一方では麻薬売買に関わっていたというオチは暗澹たる気持ちになる。しかもフィリピンだから現実にありそう。
麻薬の売人になったからといってお金持ちになるわけではなく、下っ端売人の生活はいつもカツカツだ。この警官にしろ売人にしろ好んで麻薬の売買をしているわけではない。ただただ生活のため。
最初から最後まで緊張感にあふれた場面の連続。そしてアットホームな場面でも何故か緊張する。
シネマート新宿、心斎橋では期間限定で公開中。観たい人は早めに。