今年は同時開催!東京国際映画祭&東京フィルメックス

上映作品を見ると、釜山国際映画祭や台北映画祭、金馬影展とかぶっている作品が多かった。今は海外に行けないので日本で見られるのはありがたい。

スケジュールはまだ発表されていないが、是非これは観たいという作品をリストアップしてみた。

 

七人楽隊(七人樂團)香港

f:id:mingmei2046:20201002133615j:plain

1950年代から2020年までの香港の歴史を振り返る映画。洪金寶(サモ・ハン・キンポー)《天台練功》、許鞍華(アン・ホイ)《校長》、譚家明(パトリック・タム)《別夜》、袁和平(ユエン・ウーピン)《回歸》、杜琪峯(ジョニー・トー)《遍地黃金》、林嶺東(リンゴ・ラム)《迷路》、徐克(ツイ・ハーク)《深刻對話》で構成されている。プロデューサーは杜琪峯。実は吳宇森(ジョン・ウー)もこの中に入っていたのだが、本人の都合により辞退。2018年に亡くなられた林嶺東はこれが遺作となった。

 

第一炉香(第一爐香)香港

f:id:mingmei2046:20201002141457j:plain
張愛玲(アイリーン・チャン)原作、許鞍華(アン・ホイ)監督の文芸作品。主演は馬思純(マー・スーチュン)、ポンちゃん(彭于晏)。上海から逃れてきた純情女学生が大人になるお話。

 

足をさがして(腿)台湾

f:id:mingmei2046:20201002142617j:plain

桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、楊祐寧(トニー・ヤン)主演のブラックコメディ。撮影は中島長雄こと鐘孟宏。なので鐘孟宏監督作品ではお馴染みのスタッフ俳優が多く出てきそう。ダンサーと彼女に一目ぼれした男が恋に落ちたが、その後だんだんすれ違いの生活に。男が死んでしまった後に2人の愛情を振り返るお話。

 

弱くて強い女たち(孤味)台湾

f:id:mingmei2046:20201002144347j:plain

既にいろいろな映画祭に出品されている。徐若瑄(ビビアン・スー)はプロデューサーと主演(次女)を兼任。俳優は実力派揃い。監督の許承傑(シュー・チェンチエ )は長編はこれがデビュー作だが、ずっと映画製作に携わっていて日本との関係も深い。

 

無聲(無聲)台湾

f:id:mingmei2046:20201002151604j:plain
今年の台北電影節のオープニング作品。2011年に発覚した特殊学校内の集団性犯罪が元になっている。こういった性犯罪の映画は見るのがつらいが、決してなくならないのが実情。

 

悪の絵(惡之畫)台湾

f:id:mingmei2046:20201002153115j:plain

こちらも今年の台北電影節で上映している。主演は黄河東京国際映画祭のサイトでは「ホァン・フー」となっているが、日本語表記が「ホアン・ハー」だったり「リヴァー・フアン」だったりして統一されていない。どちらにしろカタカナ読みでは現地では通じないだろうw

 

カム・アンド・ゴー 日本

f:id:mingmei2046:20201002154800j:plain

いつも大阪アジアン映画祭の日程が合わなくて見逃していた林家威(リム・カーワイ)監督作品だが、今回は観られるだろうか?ロケ地が大阪だから楽しみだ。李康生(リー・カンション)も出演している。

 

その他に、李康生がたっぷり堪能できる蔡明亮ツァイ・ミンリャン)監督の「日子」、「遺灰との旅」「老人スパイ」「ムクシン」「ファンガール」もおもしろそう。

 

そしてどちらにも入っていない「親愛的房客」はやはり大阪アジアン映画祭まで待たなくてはいけない。小莫、大阪に来て欲しい。