今年こそ行けるのか!?「台北金馬影展2022」

隔離も無くなり、だいぶ規制が緩和されてきた台湾。タイガーエアも飛んでいるし、これはもしかしたらイケるんじゃないかと期待大。作品ラインナップ&スケジュールも発表されて心はうきうき。そんな中から気になる作品を選んでみた。

台北金馬影展 Taipei Golden Horse Film Festival

 

まずはクロージング作品の「關於我和鬼變成家人的那件事」

林柏宏(リン・ボーホン)と許光漢(グレッグ・ハン)が主演で、監督が「紅衣小女孩(赤い服の少女)」「目擊者(目撃者 闇の中の瞳)」「緝魂(繋がれる魂)」の程偉豪(チェン・ウェイハオ)監督とくれば、観たくなるのは当然。ゲイで幽霊役の林柏宏とストレートで熱血警官役の許光漢が夫夫(ふうふ)になって難事件を解決するお話っぽい。

 

そして金馬獎の各賞にノミネートされている作品の中から「查無此心」

プロデューサー兼主演が張鈞甯(チャン・チュンニン)。連続殺人事件に絡む人物を久々に見る阮經天(イーサン・ルアン)が演じる。

 

「罪後真相」

張孝全(ジャン・シャオチュアン)演じるニュースキャスターが、冤罪で服役している男と一緒に真相を究明するお話っぽい。10月28日から台湾で一般公開される。

 

「黒的教育」

柯震東(クー・チェンドン)の初監督作品で、新人監督賞にノミネートされた。2014年の大麻使用事件で芸能界追放かと思われたが、その後も主演作は途切れず今回は監督としての才能も開花させた。高校生男子3人の青春映画っぽい。

 

香港映画も今年は多くノミネートされている。「窄路微塵」「智齒(リンボ)」「燈火闌珊(消えゆく燈火)」「緣路山旮旯(僻地へと向かう/縁路はるばる)」等等。「白日青春」もその一つ。

黃秋生(アンソニー・ウォン)がパキスタンの難民少年を助けるタクシー運転手を演じている。老人と子供の組み合わせは鉄板だろう。

 

「海鷗來過的房間」

珍しいマカオ映画。作家と役者が虚実を交えてやりあうお話っぽい。

 

ノミネート作品以外にもおもしろそうな映画がたくさん。「聖筊」

今年の12月から公視テレビで放送予定の「你的婚姻不是你的婚姻」シリーズの中の1エピソード。聖筊とは台湾のお寺で占う時に使う赤い半月型のもの。これですべての問題を解決しようとする夫婦のコメディ映画。劉冠廷(リウ・グァンティン)が、最近は演技の幅を広げてコメディにも手を出してきている。

 

「給十九歲的我」

張婉婷(メイベル・チャン)監督が母校の英華女學校が新校舎に改装するにあたり、学生たちを10年に渡って撮ったドキュメンタリー映画。英華女學校は100年以上の歴史がある香港の中でも由緒正しい学校。

 

中華圏以外のアジアからは「愛情超競速(Fast & Feel Love)」

タイ映画。やっぱり面白そうだ。だってナワポンだもの。

 

愛的路上貓同行(Max, Min and Meowzaki)

インド映画。タイトルの中の「Meowzaki」は猫の名前。何となく日本人の名前っぽい?猫アレルギーなのに猫を飼うことになる男のコメディ映画。

 

期待していた「過時・過節」はどうも日にちが合わなさそう。こうなったら大阪アジアン映画祭に期待するしかない。

チケット発売は10月22日13時台湾時間から!