気が付いたらDAIRYMOTIONで配信していた。難しい「闔」という字はhapと発音。全てとかみんなとかの意味。
もともとは2022年の旧正月に上映される予定だったが、コロナで7月に延期になった。旧正月映画らしい軽いコメディの中に家族愛や人生の悲喜こもごもも盛り込んで、喜怒哀楽すべて味わえるようになっている。
監督自身がコロナ渦で体験したことを元ネタに脚本を書き、それがプロデューサーの呉君如(サンドラ・ン)の目に留まり、映画化することに。監督はこれがデビュー作の新人。
初めての映画監督なので、つたない部分もあるが、そこはベテランの鄭中基(ロナルド・チェン)、梁詠琪(ジジ・リョン)、呉君如がうまくフォローしている。これが映画初主演の呂爵安(Edan)も監督自身であるCoba役をうまく演じて、同じ年に主演した「過時·過節(香港ファミリー)」と合わせて第41回香港電影金像獎の新人賞にもノミネートされた。
潮州出身の母親が自家製のチリソースを作ったところ大好評。それをネットで販売したら爆売れしていきなり大金持ちになる。大企業との販売契約も決まったが、そこに思わぬ落とし穴が。
天下一電影制作もからんでいるので、最後に古天樂(ルイス・クー)も友情出演している。そのシーンを撮ったのは、大角咀新泉快餐店。
30年の歴史がある香港式ファストフード店。
場所は旺角(モンコック)と太子(プリンス エドワード)の中間。映画を見たらここのホットドッグが食べたくなる。
Edanファンとしては、袁澧林(アンジェラ・ユン)との入浴シーンは気になるところ。
映画初主演でいきなり裸でキスシーン。袁澧林(アンジェラ・ユン)とは「過時·過節」や、バラエティ番組「MIRROR GO」、ドラマ「I SWIM」でも共演している。
他にもERRORや林家熙(ロッカー・ラム)など、ViuTVで見慣れた顔ぶれも登場する。最後のおまけの「大叔的愛(おっさんずラブ)」のシーンは蛇足かなあ。