2018-01-01から1年間の記事一覧

大阪アジアン映画祭で香港映画「中英街壹號」を観る

今回かなり期待した作品のひとつ。ワールドプレミアで香港での上映は未定。 設定は1967年と2018年。1967年の反英暴動と2014年の雨傘運動をシンクロさせている。 1967年の暴動についてはあまり詳しくはない。推理小説「13.67」とか、香港映画「玻璃之城(ガラ…

女の子ムービー「ひなげし」を神戸で観る

ネットで公開スケジュールをずっと追って、やっと神戸で追いついた。 1966年のチェコ映画。姉妹が好きなことだけして生きていこうとするお話。 美術とファッションがドストライク。こういう旧共産党圏のダサ可愛いのがやっぱり好き。 若くてかわいい女の子は…

大阪アジアン映画祭でタイ映画「ダイ・トゥモロー」を観る

最近タイ映画でもおもしろい作品が増えてきた。 死ぬ前日の人々の日常をオムニバスで見せていく。監督曰く、死ぬとは特別なことではなく、日常で起きるありふれた出来事である。 なので、この映画の中で登場する人々もごく普通に生活している。死因も事故、…

大阪アジアン映画祭でインドネシア映画「牌九(パイゴウ)」を観る

インドネシアに住む華僑の結婚を描いためずらしい映画。 女好きの遊び人男が超大金持ちのお嬢様と逆玉結婚するが、遊んで捨てた元カノに邪魔されそうになる。しかしそのお嬢様の父親が実はヤクザだった。なので結婚式が進行する裏側で殺し屋が暗躍したりして…

大阪アジアン映画祭で台湾映画「川流之島」を観る

去年の台北電影節で見逃してくやしい思いをした映画。 高速道路の料金所で働くシングルマザーのしょっぱい人生。ある日突然、主人公の息子に娘が強姦されたと訴えられ高額な慰謝料を請求されてしまう。それを工面しようといつも料金所でナンパしてくる男に売…

大阪アジアン映画祭で台湾映画「血観音」を観る

これもずーーーと観たかった映画。 イラストバージョンと女優バージョン。 主演女優がすごい。母:恵英紅(カラ・ワイ)、長女:呉可熙(ウー・クーシー)(「氷毒」「再見瓦城(マンダレーへの道)」)次女:文淇(ヴィッキー・チェン)(「嘉年華」「心理…

大陸でも4月4日から公開決定「爆裂無声(無言の激昂)」

中国映画祭電影2018にて大阪で上映。この時点で大陸での上映計画はまったく白紙だった。じゃ、日本で観なくっちゃね。 この映画も「心迷宮」と同様一筋縄ではいかない。失踪した息子を探す男と、違法な鉱山経営をするヤクザな社長、その顧問をする弁護士が三…

現代の人魚姫映画「ゆれる人魚」

80年代のポーランドのナイトクラブを舞台にしたダークファンタジー。 ポスターからしてモロ好み。ストーリーは人魚姫そのまんま。人間に恋する姉人魚は声も失い手術して人間の足を手に入れるが、イケメンベーシストは人間の女と結婚してしまい最後は海の泡に…

王を称えよ!「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」

既にマヒーシュマティー国民になってしまった友人に兎に角観ろ!と勧められて観た。スケジュールの関係で2→1の順番で観たがまったく問題なかった。 何もかもスケールが桁外れだ。観た後は自分の想像力の貧困さ、人間としての小っちゃさを痛感してしまう映…

香港ミステリー小説「13.67」を読む

日本に着いてまず向かったのが神保町だ。今回の日本滞在にはいろんなミッションがあるのだが、まずは「13.67」を読みたかった。但し発売から時間も経っているので、普通の書店を何軒も巡るより内山書店に行った方が速いと思ったのだ。 これを買ったおかげで…

クアラルンプール→羽田 

朝目が覚めてスマホの時間を見たらまだ7時ぐらいだった。 夜中に到着したのに案外早く目が覚めたなと思った。観光する時間があるのはいいことだと思って、そのまま起きて鼻歌歌いながらシャワーを浴びてロビーに向かった。 泊まったゲストハウスは朝食付きだ…

エアアジアでカトマンズ→クアラルンプール

帰りはクアラルンプール経由で日本に帰る予定だ。「去哪児( Qunar.Com)」で調べた時に一番安かったのでエアアジアのチケットを買ったのだが、エアアジアは預け荷物が有料と後で知った(今までLCCに乗ったことがない)。事前にネットで払おうとしたがQunar.…

ネパールメシとマサラティー

カトマンズに着いてすぐ食べたのはカツ丼だった。中国で食べたカツ丼より美味しかったし安かった。 朝はパンかカフェのモーニングセット。昼と夜は野菜のダルバートが基本でたまにモモ。飲み物はいつもマサラミルクティー。そんな感じで2週間滞在したが飽き…

カトマンズでインド映画「PAD MAN(パッドマン 5億人の女性を救った男)」を観る

今回は現代インド映画。ポスターからも英語で書かれたあらすじからもどんな内容なのか分からず仕舞いで観た。 ケータイが一般的に普及するちょい前のお話。ヨメが好きすぎてヨメのために安くて品質のいい生理用ナプキンを開発し、それがインド女性の解放につ…

パタンのダルバール広場でドクターストレンジに成りきる

最初チベットで撮影しようとしたら断られたらしい。 パタンまではミニバスもあるが、やっぱり歩くことにした。ひたすら南に歩く。 途中でおしゃれな雑貨屋をまとめて発見。タメルあたりはベタな民芸品とかあやしいパシュミナしかないが、探せばちゃんしたお…

カトマンズでインド映画「Padmaavat(パドマーワト 女神の誕生)」を観る

ネパールではインド映画が同時期にそのまま公開される。ネットで調べると「Padmavati(Padmaavat)」という作品がいい感じ。 というわけで、カトマンズにある映画館を検索してさっそく観に行く。 時間的に合ったのが、タメル地区から王宮博物館の方へ歩いて3…

ボダナートまで歩いて観光。

今日はカトマンズの西の端から東の端まで歩くことにした。地図を見ながら横断する形で歩いて行くがどこから北上するのか分からなくなった。そのうちパシュパティナートに着いてしまい、慌てて方向修正をする。 途中で小さい看板はあるものの不安でいっぱい。…

ヒマラヤ山脈を存分に堪能。ナガルコット&バクタブル

夜中に星空を見ようとベランダに出ると少し霞んでいて良く見えない。天気が良くなるように祈りながら目覚ましをセットして眠りに着く。気温はかなり寒く隙間風も入るがシェラフがあるから助かった。陶宝(タオバオ)で1000日本円ぐらいで買った安物だが、今…

ナガルコットまで日の出を見に行く

今日はバスでバクタプル乗り換えでナガルコットまで行く。ナガルコットの雲海リゾートで日の出を見るためだ。シェラフと洗面道具だけ持って、ラトナパークのミニバスに乗り込む。 車酔い防止のため前の窓際席をキープ。お客を限界まで乗せてからやっとバスは…

スワヤンブナートまで歩いて行く

今日は歩いてスワヤンブナートに行くことにした。 地図を見ながら環状線の西側に出るまでは何とかなったが、そこから先が全然分からない。人に聞きながら何とか辿り着く。迷子になったせいもあって思ったより遠く感じた。 石段は休みながら登る。さすがに観…

カトマンズはイケメンだらけだった!

タメル。旅行者がいっぱい。安宿がいっぱい。日本料理店も集中している。このこんがらがった電線が懐かしい。 カトマンズに着いてまずはビザを取得しなくては行けない。前もってネット申請にも挑戦したが、電話番号の個所でつまずいて成功しなかった。空港の…

四川成都経由でカトマンズへGO

飛行機ちっさい! 今回行きは中国国際航空を利用したので、成都のホテルにタダで1泊してカトマンズに行った。ほんの数時間の滞在だったが、流石四川だ。美女に会う確率が断然高い。 中国の飛行機は毎回お祭り騒ぎでうんざりするが、今回は特にすごかった。 …

2018年中国→ネパール→マレーシア→日本の旅

2月に映画「欲望の翼」を観たいがために日本に帰ることにしたが、まっすぐ帰るのも何なのでどこかを経由しようといろいろ考えた。 条件1:春節(旧正月)のないところ。空港が混むと嫌だから。 条件2:日本と気温差があまりないところ。荷物をあまり増やし…

「ナミヤ雑貨店の奇跡」の中国版映画「解懮雑貨店」をネットで観る

日本版はまだ見ていないので比較は出来ないが、原作は読んだことがある。 「容疑者Xの献身」に引き続いての中国での映画化ということで、この映画も注目された。中国版映画「嫌疑者X的献身」は中身がほぼ日本版映画と同じでローカル化がうまくいってない。大…

今更な気もするドラマ「老九門(2016)」

今ローカルテレビで夜2話ずつ放送している。時間帯が寝る直前のちょうどいい感じだったのでいつのまにかほぼ全部見ることが出来た。2016年放送だが何だかかなり昔に感じる。 原作は盗掘ジャンルブームの中でヒットした「盗墓筆記」の前章として書かれた小説…

「催眠大師(2014)」と「記憶大師(記憶の中の殺人者)(2017)」をネットで見る

名前やロゴタイトル、雰囲気は似ているが、話としては別物。「記憶大師」は2017年東京/沖縄・中国映画週間でも上映された。 どちらも台湾出身の陳正道(レスト・チェン)が監督している。陳正道と言えば「盛夏光年(花蓮の夏)2006」。この映画以降あっさり…

黄軒(ホァン・シュアン)と 段奕宏(ドアン・イーホン)が共演「非凡任務(ミッション:アンダーカバー)(2017)」

今年大活躍が期待できる2人の顔合わせ。2017年東京/沖縄・中国映画週間では「潜入捜査」のタイトルで上映した。そして2018年3月11日から日本で一般公開予定。 多分ネタバレはしていないと思うが、気になる人は映画を観てから読みましょう。 監督は麦兆輝(…

レトロな街並みの再現度が高い「毒。誡(2017)」

2017年アジアフォーカス 福岡国際映画祭でも「毒。誡(どくのいましめ)」のタイトルで上映された。 香港に実在したヤクザの伝記。60~70年代の慈雲山と九龍城を舞台にヤクの売人が薬物依存症を克服して更生するお話。 やはり見ものは九龍城。照明がキラキラ…

「暴雪将至(迫り来る嵐)」をネットで観る

2017年東京国際映画祭で主演の段奕宏(ドアン・イーホン)が「最優秀男優賞」を獲得したニュースは大陸でも話題になった。 1997年の湖南省の田舎町。製鉄工場の警備員をしている余国偉は泥棒を捕まえる名探偵として地元では有名だ。この町で連続強姦殺人事件…

こんな映画がもっと増えればいい「心迷宮(2015)」

中華圏の映画やドラマが好きな人なら「一体・・何時になったら華流は来るんだろう・・・(遠い目)」と何度も思ったことだろう。 今はネットがあるので情報収集も便利になったが、まだまだ全体を網羅出来るとは言い難い。そんな中で「アジアンパラダイス」さ…