既にマヒーシュマティー国民になってしまった友人に兎に角観ろ!と勧められて観た。スケジュールの関係で2→1の順番で観たがまったく問題なかった。
何もかもスケールが桁外れだ。観た後は自分の想像力の貧困さ、人間としての小っちゃさを痛感してしまう映画である。
インド映画とは結構長いつきあいで、「ムトゥ」ブームのちょい前あたりから継続的に見続けている。この映画は今まで観たインド映画の到達点というか、宇宙の果てまで突き抜けちゃった感がすごかった。
そして観た後の幸福感。国母の苦悩、デーヴァセーナ姫の抑圧、王がいなくなった後のマヒーシュマティー国民の苦悩に比べれば自分の悩みなんてもう小っちゃい、小っちゃい!!一般公開なのに上映終了後に拍手喝采が起きる映画はそうそうない。
この映画は王も超人的に強いのだが、登場する女性もみんな強い。国母かっこいい。あこまで目ヂカラのある女優はインドだけ。
いつもはCGだらけの大作映画を小馬鹿にするのだが、ここまできたらしょうがないでしょう。ちゃんとCGの使い方を考えて撮影されているので違和感はなかった。たとえあったとしても気にならないw
中国やハリウッドでもスケール感を謳った映画があるが、今後は「空前の大スケール!」なんて安易な宣伝文句は使えないなと思った。「は?バーフバリにはかなわないっすよ」なんて言われてしまうだろうから。