2013-01-01から1年間の記事一覧

香港国際電影節「美好2013」を観る

「美好2013」は日本、台湾、大陸、香港を舞台にしたオムニバス映画。 日本からは黒澤清。もともと苦手な監督だがさっぱり世界観が分からない。ゆるい近未来な設定、無理矢理なストーリー展開、棒読みのセリフ、迫力のないアクションシーンの連続。頭の中で「…

美麗都大厦で宿泊

いつもお世話になっている宿で今日だけ予約がとれなかった。同じビル内の大陸系のホテルはどれも満室。それで初めて美麗都大厦(ミラドールビル)に行くことにした。 適当にグルグルまわるがどこも満室と言われる。途方に暮れていると日本語も話せるおばあち…

「最後勝利」を観る

これはTVで。1987年製作。監督と美術はパトリック譚家明、脚本は王家衛の有名な作品である。でもちゃんと観るのは今日がはじめてだ。 出演はアニキ役に徐克(ツイ・ハーク)、弟分にはエリック曾志偉。アニキの2人の恋人にロレッタ李麗珍とマーガレット李殿明…

「阿嬤的夢中情人」を観る

「愛你一萬年」の北村豊晴監督と簫力修監督とのWネーム。主演は藍正龍、王柏傑、安心亞等。 1950〜1970年代の台湾語映画の栄華と落日を描いた映画。 映画のトーンは「愛你一萬年」と同じで、泣いて笑ってと忙しい。ベタな厨房並みのHさも忘れていない。 正直…

「罪美麗」遂に最終回

全16話だった。最後は落ち着くところに落ち着いてめでたしめでたしだったが、途中ずっと緊張しっぱなしだった。 今回一番の拾い物はやっぱり莫子儀だろう。彼の泣きの演技がすごい!往年の浅野温子並だ(もうすぐ映画「101次求婚」も公開予定)。 台湾でも高…

再び「Life of Pi」

李安監督がアカデミー賞をもらった次の日から上映館と上映回数がぐっと増え、また観に行ってきた。 TVのニュースでメイキングの模様を流していたが、船の上の動物は実はほとんどCG。そう言われてみても「確かにトラの動きがちょーっとカクカクしてるかもー」…

おめでとう!李安監督「Life of Pi」アカデミー賞4部門受賞

今日は仕事がお休みで、午前中はTVで生中継をずっと見ていた。今年は何と行っても李安監督がノミネートされているので、台湾でも大いに盛り上がっている。 結果は監督賞、撮影賞、作曲賞、視覚効果賞の4つを受賞。李安監督は祝辞で2回ぐらい「台湾」を言っ…

「風塵三侠」をTVで観る

プロデューサー:エリック曾志偉、監督:ピーター陳可辛、1993年にUFOで制作された、香港映画が一番輝いていた(自分の中で)時に作られた映画。 銀行に務めるトム(トニー梁朝偉)はフィアンセに頭が上がらない。女たらしのディック(梁家輝)は惠芳(アニ…

新竹で天燈節

今日が旧正月最後のお休みなので、平渓線に乗ってランタンを上げに行った。 今年は14日、17日、24日にイベントがあるのだが、14日は恋人限定で、24日は「元宵節」で一番混むだろうと思い、この日にした。 それでも昼間から人だらけ。平渓駅から続く老街にも…

「EDEN(男生愛女身)」を観る

新宿2丁目を舞台にしたマイノリティー映画。泣かせるところも多いし、いい映画だけど惜しい点もある。 いかんせんお金無さ過ぎ。高岡早紀の女王様シーンはサービスだと思うが、高岡早紀自身が女王様に成りきれていない。最後のダンスシーンもちゃんと振り付…

台北で温泉

台北で温泉と言えば北投温泉。石川県の有名旅館「加賀屋」もある。 まずはいろんな雑誌で取り上げられている「北投図書館」へ行く。思ったよりも小さい。でもそこに大勢の人がバルコニーに鈴なりに集まっている。本を借りる人より見学者が多いめずらしい図書…

新年なので象山に登ってみた

過年好です。除夕からおおかたのレストランが閉まり食事に困っている。 仕事も9日間の連休に入ったが、どこもお休みなので遊びに行くとこがない。 なので最近山に登りたくて仕方がなかったので、台北市で一番高い象山(標高183.8m)に登ることにした。 ここ…

「親愛的奶奶」を観る

「薔薇のために」「イタズラなキス」などの台湾ドラマで有名な瞿友寧監督が自分の経験を元に作った映画。主演は「翻滚吧!阿信」でエディポンの親友役を熱演したローレンス柯宇綸。 現在から徐々に過去に遡りつつ、最後はまた現在に戻る。その時に「ああ、そ…

1/27まで!「一代宗師」電影主題特展

光點華山電影館2階にて。無料。 衣装と金鏤で使用された小道具が設置され、メイキングが見られる。 メイキングは以前TVで放送していたものと同じだった。メイキングでは王家衛監督は流暢な普通語で話している。 映画の中に登場するお寺は実はタイで撮影して…

王家衛(ウォンカーウァイ)監督作品「一代宗師」を観る

待ちに待った王家衛監督の映画。 王家衛と言えば色使いが美しいが、今回は「黒と白」。最初のアクションシーンからこの黒と白のコントラストが美しい。 神がかり的な美しい映像と哲学を含んだセリフで、またも心臓を鷲掴みされてしまった。 何だか映画だけど…