約10年ぶりに「第36個故事(台北カフェ・ストーリー)2010」を見る

大丸心斎橋店でのイベントでやっていたので参加してみた。

www.daimaru.co.jp

f:id:mingmei2046:20210404223856j:plain

自分が好きなものしか出てこないやさしい映画。最初に観たのが何時だったのか思い出せないが、2011年11月には映画のロケ地にもなった朵兒咖啡館(Daughters cafe)に行っているからその前だろう。

姉妹2人で開いたカフェだが、オープンしたては毎日閑古鳥。そこで妹が思いついたのが「以物易物(物々交換)」。物を交換するということは、思い出と繋がる物語を交換するということ。そしてそれはお互いの気持ちを交換することにもなるのだ。

とにかくこのカフェの佇まいがとても素敵。最初セットを作ろうとしたが、建て込みから撮影までの時間やリアルさを追求したら実際にカフェを作った方がいいんじゃない?ということになり、クランクアップ後もそのまま営業しちゃえばいいじゃんということになったらしい。

しかし賃貸契約の期限が切れ、2015年3月で惜しまれつつも閉店。残念。

f:id:mingmei2046:20210404231014j:plain

f:id:mingmei2046:20210404231031j:plain

f:id:mingmei2046:20210404231042j:plain

f:id:mingmei2046:20210404231052j:plain

私が食べたのはレアチーズケーキ。映画の中にも登場するピンクペッパーが入ったジャムが上にのっていておいしかった。

小道具もそれぞれかわいい。35個の石鹸も、それにまつわる物語を描いた絵も。

f:id:mingmei2046:20100426114615j:plain

途中で挟み込まれる母親との掛け合いも最高。台湾映画ならではのユルさだ。

気が付けば、日本のあちこちで「○○上映会」という形で上映している。根強いファンが案外多いということだろう。