東京国際映画祭で「孤味(弱くて強い女たち)」を観る

釜山国際映画祭ではワールドプレミアとして上映、金馬では最優秀主演女優賞など6部門でノミネート。台湾では11月6日から一般公開された。

f:id:mingmei2046:20190410183458j:plain

長女は謝盈萱(シェ・インシュエン)、次女は徐若瑄(ビビアン・スー)、謎の三女は張鈞甯(チャン・チュンニン)、四女は孫可芳(スン・クーファン)、次女の娘は陳姸霏(バフィー・チェン)そして母親は台湾のおばあちゃんこと陳淑芳(チェン・シューファン)。舞台は台南。食べ物のおいしい地域である。

この女系家族の前に失踪した父親の訃報が飛び込んできて一波乱が起きる。女性中心で進む映画なのだが、彼女たちの心の中心にはしっかりと父親が存在している。浮気症で事業に失敗したダメ男のために苦労を重ねた母親も、結局はずっと好きだったんだねと最後に分かる仕組み。とにかく愛に溢れた映画である。

3人姉妹(三女は里子に出されたので公にはされていない)のキャラがそれぞれ個性的。その個性にも父親の影響が反映されている。

父親のお葬式で道教と仏教が鉢合わせするシーンは台湾ならではだ。タクシーの中にカラオケがあるのもびっくり。でも最後、そのタクシーの中で母親と父親がカラオケで仲直りするシーンがじーんとくる。

ビビアン・スーがプロデューサー兼主演でエンディングの歌まで歌っていた。華奢な外見とはうらはらにタフに台湾芸能界を生きている。

東京国際映画祭のHPではTIFFトークサロンの動画が視聴可能。インタビューは英語のみ。

2020.tiff-jp.net

監督はかなり明るい性格。脚本も監督が書いている。