東京国際映画祭で「カムアンドゴー」を観る

かなり早めにEXシアター六本木に着いてしまったが、入り口でリムカーワイ監督が立ち話をしているのに出くわした。監督が関西弁で話しているw

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158分と長丁場だが、観るとあっという間だった。群像劇なので登場人物が入れ替わり立ち代わりで退屈しない。大阪を知り尽くした監督ならではのロケ地のチョイスに唸らされる。

大阪の良さが滲み出ていて楽しい。やっぱり関西弁ではシリアスにはなれない。妻の浮気現場を目撃した刑事(千原せいじ)と妻とのやりとりも、どうしても吉本新喜劇調になってしまう。

そして何故か李康生(リー・カンション)が、日本のフーゾクオタクみたいな役で出演していた。世界的にも有名な俳優のはずなのに、以前にも「SASHIMI 沙西米(2015)」という女体盛りが出てくる台湾映画に主演していた。

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ポスターにドン引きで、中身は見ていない。李康生は良く分からない人である。

今年私が観た映画の中では唯一舞台挨拶とQ&Aを生で観ることが出来た。やっぱりこうでなくては。

その模様は、東京国際映画祭のHPでも視聴可能。

2020.tiff-jp.net

監督の印象としては「遊牧映画人」がぴったりだ。マレーシア出身の華僑だが、どこにいてもその土地に馴染みそう。

そんなリムカーワイ監督だが、12月25日から大阪のシネヌーヴォで特集が組まれることになった。トークショウもあり。

『いつか、どこかで』公開記念 『新世界の夜明け』10周年記念 リム・カーワイ 無国籍5部作一挙上映!

今年のシメはリムカーワイ映画になりそうだ。