大阪アジアン映画祭で、「我們意外的勇氣(私たちの意外な勇気)」が上映される前に流れた映像がおもしろかったのでちょっと調べてみた。
製作したのは國家電影及視聽文化中心(TFAI)。東京にある国立映画アーカイブのようなもの。
日本語で紹介されたものはここ。
怖いヤクザの親分役から憎めないおじいちゃん役まで幅広い演技力を持つベテラン俳優蔡振南(ツァイ・チェンナン)が、台湾の名作映画7作品をパロディーにしてTFAIの活動を分かりやすく説明してくれる。
元ネタの映画が何か考えるのが楽しい。分かりやすいのは候孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の「恋恋風塵(れんれんふうじん)」、楊徳昌(エドワードヤン)監督の「牯嶺街少年殺人事件」と「一一(ヤンヤン 夏の想い出)」かな 。「大侠梅花鹿」は北村豊晴監督の 「阿嬤的夢中情人(おばあちゃんの夢中恋人)」で藍正龍(ラン・ジェンロン)が鹿の着ぐるみで出演した映画に違いない。他は「危險的青春」「少年吔,安啦!」「三八新娘憨子婿」「王哥柳哥遊台灣」という作品だ。
私たちが今、2Kや4Kの鮮明な映像で昔の名作が見られるのは、各国のこういった機関で修復してくれたおかげだ。映画はその国の文化財産であり宝だ。
定期的にイベントもしているらしいので行ってみたいが、場所が新北市。時間があるときに行ってみようかな。