宮崎駿アニメリスペクトな映画「Max, Min and Meowzaki(マックスとミンとミャーザキ)」

釜山でも上映されたインドの猫映画。会場はほぼ満員。

猫アレルギーなのに同棲する彼女ミンが拾ってきた猫のために、毎日鼻に薬をスプレーしているマックス。それは愛する彼女のため。しかし2年で別れることになりミンは出ていくことに。しかし彼女の仕事の関係で、猫はしばらくそのままマックスの家にいることになった。

その猫の名前がミャオザキ。マックスはいつも「ミャオザキさん」と呼ぶ。何故なら敬愛する宮崎駿の名前から取ったからw実はマックスとミンは大のジブリアニメファンなのだ。

ミンが去る前からマックスの人生は冴えない。母親をガンで亡くし、厳格な父親とは不仲だ。そんな父親も不眠症からカウンセラーのもとに通うことになる。通ううちに自分と父親(マックスの祖父)との問題にも直面することになる。

恋愛問題半分、父と息子の葛藤が半分という話の構成になっている。マックスが出会う猫シッターの女の子やカウンセラーの女性も魅力的だ。それぞれが問題を抱えているが、お互いにいたわりあって心温まる映画になっている。

残念なのはマックスとミンがこれほどジブリアニメが大好きなのに、版権の問題なのか実際とは違うアニメの画面と音楽が使われていたことだ。使用許可が下りなかったのだろうか?この映画だったら許可していいと思うけどなあ。

猫映画なので、ミャオザキさんのかわいいショットもたくさん。

 

追記:「マックスとミンとミャーザキ」のタイトルで、2023年大阪アジアン映画祭コンペティション部門で上映決定!