読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2017台北電影節上映スケジュール発表

f:id:mingmei2046:20170403145337j:plain

首を長くしてずっと待っていたが、今日遂にスケジュールが発表された。

6枚セットは999元。6月4日13:00から発売される。但しこれは単なるチケット交換券だ。全席指定の予約を入れられるのは10日13:00から。台湾のセブンイレブンに置いてあるチケット販売機「ibon」で、交換券の番号を入力してチケットと交換する。バラ売りは17日13:00からで、この時には既に人気作品は売り切れとなっているのが通常だ。

オープニングとクロージング作品は即売り切れだろうからはなから期待していない。しかし人気の高そうで且つ私が観たい作品が開催中1回しか上映していなくて、これも見られない可能性が大きい。こういう時海外から買えないのが残念だ。

そして私は明日から列車に揺られて銀川に行くことになった。30時間以上列車に乗るのは記録更新だ。

吳慷仁(ウーカンレン)はノーマークだと思っていたのに

最近吳慷仁づいて浮かれているが、日本でも早くからマーク済みと分かり「華流女子は侮れない」と改めて思った。

そんな吳慷仁は今年の台北電影節の電影大使に選ばれており、現地で出会える確率が大だ。しかも主演作「白蟻‐慾望謎網」も上映されるのでこれは是非観たい。

f:id:mingmei2046:20170522195800j:plain

50キロ代まで痩せての役作り。ラブコメドラマでの王子様ぶりは微塵もない。予告編は更に衝撃的。

そんなわけで大まかに彼の過去に出演した作品などチェックしてみた。最初はラブコメが多く、茶髪だったり、無駄に上半身さらけ出したりして、台湾イケメン俳優のお決まりコースをたどってゆく。今見るとコテコテアイドルファッションが微笑ましいw

それが映画「河豚」で寡黙な野球コーチを演じたあたりから方向転換していく(映画自体はいっぱい名作見てお勉強しました!感がいっぱい)。

そしてドラマ「麻薬風暴」「一把青(2015)」で賞を取り認知度がアップ。

f:id:mingmei2046:20170522202406j:plain

台湾にいる時に、がんがん宣伝していて原作も「ニエズ」の白先勇なので見ようとしたが、舞台が最初大陸なので(途中から台湾に移る)止めてしまった。惜しいことをした。

この「ドタバタラブコメ」でアイドル俳優として鍛え上げられ、シリアスもので本格派に移行というのが台湾俳優の定番だが、そうすんなりとはうまくいかない場合もある。吳慷仁の場合はやはり努力の二文字に尽きるだろう。

「白蟻」早く観たい。

吳慷仁主演台湾客家語ドラマ「出境事務所(2015)」

大陸でのドラマ放送枠が減ってしまい、そのため台湾ドラマがTVからほぼ姿を消してしまった。なのでナイスな台湾ドラマを見たい人はますますネットに流れる。

f:id:mingmei2046:20170521211709j:plain

台湾ドラマ「麻酔風暴」で好演していた吳慷仁の全20話台湾ドラマを見てみた。

 

mingmei2046.hatenablog.com

台湾のテレビには客家語チャンネルがあり、客家語の番組を放送している。しかし私には台湾語客家語の区別がつかない。メイキングを見ていると、台湾人でも客家語で演技をするのはたいへんそうだ。だからといってセリフの全部が客家語というわけでもなく、20%くらいは中国語と台湾語だと思う。

葬儀社でのお仕事をテーマにしたドラマ。人生の最後の旅立ちを見送るのでこのタイトルになっている。しかしこれはコメディドラマなのだ。時々「ここまでコメディにしていいのか!?」とハラハラする場面もある。しかし台湾人は死者との距離がとても近いような気がする。キョンシーやホラーが大好きで、盂蘭盆には亡くなった人が帰ってくると本気で信じている。だから日本より許容範囲が広いのかなと思う。

f:id:mingmei2046:20170521213507j:plain

オープニングはほのぼのアニメで始まる。このアニメも秀逸。それぞれの特徴をよく掴んでいる。でも実はみんなで墓場でキャンプしているのだ。主題歌もさわやかだが、よくよく歌詞を見ると「死の別れ」を歌っている。

台湾でのお葬式の風習も興味深い。葬儀場は仏教道教キリスト教、無宗教、何にでも対応してくれる。故人が自作した最後のメッセージ映像を流すことも出来る。これにはちょっとウルっときた。

登場するキャラがどれも個性的で大好きだ。そして吳慷仁がもうかっこいい。「麻酔風暴」と同時期にこのドラマを撮影したらしいがまったくの別人だ。サービスとしてフラガール姿wwwも披露してくれる。

ロケ地は高雄周辺。ゲスト出演者も台湾ドラマにはお馴染みの面々が登場して見せ場をつくっている。

20話の中にいろいろ詰め込んでかなり目まぐるしい。しかも大笑いさせた後に急に大真面目に泣かせようとするのだ。特にずるいと思ったのは、病気で半身不随になった父親の若かりし頃の娘とのエピソード。これにはもう泣き笑いするしかないでしょう。

カンヌ国際映画祭で范冰冰(ファンビンビン)が審査委員に

f:id:mingmei2046:20170519213526j:plain

カンヌといえば山田孝之だろうぐらいの感慨しかないが、今年はこんなニュースから始まった。

それで大陸国内でも「は?何で?」という反応はあっても、バッシングまでには至ってない様子。

何故かというと范冰冰は案外みんなに好かれているから。「范爺」と呼ばれているくらいだ。年配の男性に対する敬称を彼女につけるぐらい、実際の范冰冰はスカッとして男らしい。個人事務所を立ち上げ、自社製作主演したドラマも大ヒットしている(つまりいっぱい儲けている)。でも強欲でガツガツという感じでもなく逆に浮世離れしていつまでもお姫様のようだ。そのあたりがリアルな人物より妖怪演じたほうがハマる理由なのだが。  

f:id:mingmei2046:20170519221653j:plain

f:id:mingmei2046:20170519221641j:plain

f:id:mingmei2046:20170519221711j:plain

誰かのいたずらやアイコラでもなく男性オサレ雑誌「エスクァイア」大陸版での企画。「范冰冰伝説」のひとつだ。当時かなりの反響があったが、「ちょwww范爺・・・やるなあ。」的な生温かい意見が多かったように思う。

演技派とか実力派とは呼べないまでも、毎回監督のやって欲しいことには応えていると思うので演技も下手ではないのだろう。さて今回はどんな審査をするのだろう?

日本未公開でもDVDは発売するよ「解救吾先生(2015)」

f:id:mingmei2046:20170516121950j:plain

ネットの片隅がざわざわしていたので、ちょっと見てみたら「誘拐捜査」というタイトルで5月26日に日本語字幕付DVDが発売されるようだ。その前にWOWWOWでも放送されていてこれを見た人の感想とかいろいろあった。

私は2015年の台湾金馬賞の時に観た。しっかり作られた内容で、王千源の演技が素晴らしかった。アンディは今回大スターの役なのでそのまんまwしかし華やかなシーンは無くずっと縛られっぱなし。殆ど望みの無い中でそれでも生きて戻ろうとする姿勢は感動する。

実際にあった誘拐事件が元ネタ。こういった罪を犯す人間は悪なんだろうが、虚無感もある。王千源演じる主犯格にしても頭はいいし、親孝行だし、決して心からの極悪人ではないはずなのに、どこかで道を踏み外して犯罪者になってしまった。そういった背景が王千源の演技を通して伝わってくるので、私はこの犯人たちを憎むことが出来ない。

大陸でも駄作だと失笑される超大作が海外ですぐに公開され、こういった佳作が一般公開されないというのは非常に残念だ。しかし例えば東京で単館公開したとしても元も取れないだろう。ならばネットで有料で流すのが一番いいと思うが。DVDかさばるしね。

絶対お薦め!台湾ドラマ「麻酔風暴(2015)」

f:id:mingmei2046:20170515164305j:plain

常々大陸ドラマに対して「話が長ければ長いほどいいってもんじゃないだろう」と口を酸っぱくして言ってきたが、まさにお手本となるような台湾ドラマがこれだ。

私が台湾にいる時に既に話題になっていたが6話しかないので見そびれたままだった。大陸でも騰訊(テンセント)動画サイト独占放送のため、無料で見られるのは第1話だけ。後は有料の会員にならないと見られないのでまとめて見られるまでずっと我慢していた。

そしてとうとう20元(安いけどすでに毎月愛奇芸に会費を払っている身なので今まで渋っていた)払って全部観た。作りが凝っていて見ごたえのある医療ドラマだった。無料の第1話だけだとほんのさわり程度で冷静に観ることが出来たが、回数を重ねるごとに真相が露わになって、どんでん返しの繰り返しに興奮してくる。まさかあのチャラい保険セールスマンが最後こうなるとは!そして結末にも大納得。

俳優のレベルがかなり高い。主人公の2人以外でも院長、副院長、麻酔科の看護師までキャラが確立していて手を抜いていない。私は院長がかなり好きなんだけどな。

f:id:mingmei2046:20170515170400j:plain

せんせい!(と教え子たちから日本語で呼ばれている)

日本語字幕付きはまだ出ていないっぽいが、是非是非作って欲しい。今年「麻酔風暴2(全13話)」も製作されることだし、合わせてどこかの会社で出して欲しい。

 

 

關錦鵬( スタンリー・クァン)プロデュース×阮經天(イーサン・ルアン)映画2本立て

最近イーサンは何をしているのかと最近の映画をネットで見てみた。

f:id:mingmei2046:20170511164705j:plain f:id:mingmei2046:20170511165247j:plain

 紐約紐約(New York New York)2016年4月公開

90年代の上海とニューヨークの設定だが、もっと昔のレトロな雰囲気がする。実際の90年代の上海なんてこんなもんじゃないだろうと思うが、服装設定に張叔平(ウィリアム・チョン)、美術顧問に「一代宗師(グランド・マスター)」を手掛けた 邱偉明(アルフレッド・ヤウ)が担当しているので、とてもロマンティックで上品な仕上がり。

移民詐欺にあう話だが主人公の2人がどちらもワケアリなクールな人間なので、あまり話として盛り上がるところがない。そんな抑えた演出も好きだが、今の大陸ご時世に合っていないらしく、興行成績はまったく振るわなかった。

f:id:mingmei2046:20170511171844j:plain

ホテルマン姿のイーサンが目の保養になる。ものすごく繊細な役どころで、それを愁いを秘めた演技で表現している。大人の男子に対して言うのはどうかとも思うが、やっぱりかわいいものはかわいい

「謊言西西里(Begin Again)」2016年8月公開

西西里はイタリアシチリア島のこと。撮影は2015年の1月だが、当時まさか大陸の韓流がこれほど急速にシボむとは夢にも思っていなかったに違いない。怖い怖い。

監督は台湾の林育賢。と言えばスポ根と見せかけて実はチンピラ映画だった「翻滚吧!阿信 (2011)」だ。

この映画でも、イタリアロケ、韓国人スター、駆け出しのインタリアコーディネーターが着れるはずのないオサレ衣装の数々、レトロな上海のアパートとオシャレ要素いっぱいなのにオシャレ映画になっていないところが素敵だ。

イーサンは友情出演なので出番はそれほど多くない。それでも過去にワケアリ気な雰囲気は十分すぎるほど醸し出している。

早いうちから「はいはい、不治の病を隠すために突然イタリアに行くなんて言うのね」とネタバレしているが、その後の展開にヒネリが入っていて最後までひっぱっていってくれる。細かいエピソードが積み重なって、最後クマの着ぐるみと抱き合うシーンとか素直にジーンときた。だってものすごくゼイゼイ言ってるからw

敢えていうなら会社の同僚をあそこまで美男美女で揃えないほうがいい。最低2人は整形していそう。もしこれが台湾映画だったらもっと個性的で印象的な俳優を集めるだろう。

f:id:mingmei2046:20170511180745j:plain

f:id:mingmei2046:20170511180839j:plain

2人が住む部屋がかわいい。パッチワークのカーテン欲しい。

そして周冬雨がますます若い頃の周迅(ジョウ・シュン)みたいになってきた。薄い顔に似合わずギラギラガツガツしているというのが最近分かってきた。確かに演技力は飛び抜けている。今回も涙のタイミングが超絶妙。

そして最近何となくついていないイーサンだが、スターの輝きも演技も決して衰えてはいない。アンニュイな役が続いたので、このあたりでハジけた役も見てみたい。