大陸でもヒット!タイ映画「頭脳ゲーム」

2017年アジアフォーカス・福岡国際映画祭でも上映され観客賞を受賞した。

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台湾でも香港でも今年一般公開はしていたが、一足違いで観られなかった。大陸でもヒットしてただいまネットで公開中。今年はインド映画「dangal」も大ヒットしたし、アジアの映画が今後もっと増えればいい。

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香港版、台湾版、大陸版のポスター比較。台湾版タイトルが一番しっくりくる。

ふとしたきっかけでお金持ちの子のカンニングを助けたことで大金を手に入れた優秀生リン。その後スケールはぐんと大きくなり、シドニーまでカンニングをするために行くことになる。

だからといって大金が手に入ってウハウハにはならない。観ていてこっちも胃が痛くなりそうなスリリングな展開。脚本も演出もすごく良かった。

カンニングを頼む金持ちあほボンボンにもやむにやまれない事情があることもさらっと挿入している。最後にリンのおとうさんに後光がさしているのがちょっとおかしかった。

この映画も鏡の使い方がうまい。リン役の女の子は角度によって時々蒼井優に見える。タイの俳優さんには詳しくないが、役と俳優のイメージがぴったりだ。

海外で観ることが出来るタイ映画と言えば前はホラーが有名だったが、最近はジャンルも増えてきていい映画が増えてきた。

「繍春刀2修羅戦場(修羅:黒衣の反逆)」日本でも公開

「中華まつり」冬編上映作 ネット小説原作「悟空伝」、チャン・チェン「修羅」予告&ポスター公開 : 映画ニュース - 映画.com

というニュースを見たので、早速ネットで観てみた。

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「あれ?予算無かったのかな?」という仕上がりのポスター。確かに「繍春刀(ブレイド・マスター)」も評判は良かったがあまりヒットしなかったし、2もあんまり話題にならなかった。

mingmei2046.hatenablog.com

「繍春刀1」もネットで観たが仕上がりは全然悪くない。3人の男の友情がちょっと魔がさしたがために崩れていく様が良かった。王千源はじめ俳優たちも良かった。しかしまあ全体的に地味と言えば地味。

監督はどうしてもこの映画が撮りたかったらしい。台本を4回書き換え、制作会社を変え、プロデューサーに寧浩(ニン・ハオ)を招いて撮った。

前回と同じように朝廷の陰謀に巻き込まれてたいへんなのに、好きな女性のために命を張る沈錬。

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今回もアップ多用。特に最後のカメラ目線のアップはサービス満点。殺陣も演技も出来る張震チャン・チェン)のアクションシーンも必見だ。

一つ気になったのが家具。すでに明朝末期なのに床に座るのは有りなのか?漢や南北朝時代ならそれが普通だが。

小道具&武器の精巧さは前回同様。渋めの美術もそのまま。でもCGはあまり良くない。特にエンディング。これも予算が無いから?

設定としては1の1年前のお話なのだが、張震と金士杰以外1とつながりのない人たちばかりだ。そこで「お」っと思ったのが、「長江図(長江 愛の詩)」に出演していた辛芷蕾が剣客として登場していた。ここでもミステリアスな役がとても似合う。

最後は流石の沈錬も死ぬだろうと思うくらいの壮絶なアクションシーンなのだが当然死なない。そしてエンディングロールの後にまた1シーンが入る。これが1に繫がる。

 

というのをネットで何度か観てようやく理解できた。てっきり続編だと思っていたよwというぐらい明の歴史に明るくないとこの辺り分かりづらい。でも日本で観る人は多分あらすじくらいは前もって見ると思うから大丈夫だろう。

 

「ギフテッド(2017年)」と「(500)日のサマー(2009年)」

飛行機の中で観た「ギフテッド」が思いのほか良かったので、ネットで「(500)日のサマー」も鑑賞。

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「ギフテッド」の香港版ポスター。大陸では未公開でネットのみ。こんな感じの映画は外国でヒットしても大陸内ではなかなか公開しない(ネットですぐ観られるからいいけど)。「(500)日のサマー」の日本版ポスターはオリジナルより分かりやすくていい。

「ギフテッド」はまさにこの子役ありきで成立している映画。

(500)日のサマー」は他の人が指摘している通り「モテキ」に似ている。パクリというより先に越されちゃったんじゃないかな。それで意地で自分でも撮ったとかw他にも彼女をビッチ呼ばわりしたりとか、仕事に対して真剣に取り組むようになったりする部分が似ている。でもどちらも恋愛あるある話の映画なので特に気にならない。

最初に断り書きがある通りこれは「ボーイミーツガール」の話だ。最後まで男目線で語られる。なので女性の心情は推測するしかない。私もこの主人公に成りきって映画を観た。久しぶりに普通の男の人の普通の恋愛映画を観たので逆に新鮮だった。

この2作品を観て監督のマーク・ウェブはきっといい人に違いないと思った。

映画を観ている間中、トム役のジョセフ・ゴードン・レヴィットが脳内で勝手に吳慷仁ウー・カンレン)に変換されてしまう。主演映画「白蟻」は大陸内で観られるようになることは絶対ないだろうし、台湾ドラマ「極品絶配」は第1話を見ただけでその後の展開が読めてしまい時間潰しにもならないレベルだったので全然観ていない。

とうとう禁断症状が出始めたのか。

長江で船に乗りたくなる映画「長江図(長江 愛の詩)」

映画祭で名前を見たが大人気でチケットは買えずじまい。最近になってやっとネットで見られるようになった。

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不思議な映画である。父を亡くして後を継ぎ船長になった男が、船で見つけた1989年の手書きの詩集をもとに長江をさかのぼるお話。

といってもかなり分かりづらい。難解というよりはかなり間をはしょられている感じだ。一番分かりづらいのが謎の美女の存在。そしてその女と一緒にいる男。

最後に何となく「あーそうなのかなあ」と思うが完全には腑に落ちない。私は勝手にあの女は長江の精だと思った。

そんな物語を補って余りあるのが映像美。さすが映像の魔術師、李屏賓(リー・ピンビン)。ネットの映像の解像度は普通レベル(4K版もあるらしい)だったがそれでも美しかった。

映っているのはどれも日常的なものばかり。食べかけの食卓、崩れ落ちそうな民家、船底の機械室等々。

それなのに彼の眼を通すとそれが美に変わる。構図のせいなのか照明の当て方なのか。

一番印象的だったのは操縦室の歪んだガラス越しに謎の女を撮ったシーン。カメラは横にゆっくり移動するので時々人物がガラスのせいでボケる。

それが美しい。

船好きには三峡ダムを遡るシーンに興奮するかもしれない。

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近未来風な風景。

上海を出発して最後は長江の源流まで行く。全編長江愛に溢れている。

日本では2018年2月17日から公開。

http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/lineup/20171117_14715.html

船とか河とかダム好きは見ていて損はない。

公開間近 呉宇森(ジョン・ウー)監督映画「追捕(マンハント)」

福山雅治:主演映画の邦題「マンハント」に決定 特報&ポスター解禁 ジョン・ウー監督最新作 - Yahoo! BEAUTY

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邦題もっと何とかならんのかいとまず思ったが。香港は23日から、大陸は24日から公開予定。

そしてポスターを見て思ったことはやっぱり鳩なんだとwポスターは日本版のほうがかっこいい。鳩も控えめだし。

もともとは海外の作品でもポスターは日本のデザインのほうがかっこいいということはよくある。最近では候考賢 ホウ・シャオシェン)の「刺客 聶隱娘(黒衣の刺客)」とか。

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台湾でよく見かけたのはこの2パターン。

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そしてこちらは日本バージョン。確認はしていないのだが、これは映画の1シーンを使用したものではなく、人物と布を合成したものだと思う。元の画像はこれ。

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よく見ると髪の毛のみだれ具合とか同じ。これにセットの中で使用した布を合成している。だとしたら手が込んでいる。すごいね。

ポスターを見て映画を観るかどうか決めるお客さんもいるだろうから、総合的なビジュアル戦略ってやっぱり大事だ。

あとタイトルも。

「欲望の翼」再びスクリーンに

ウォン・カーウァイ監督作『欲望の翼』、デジタルリマスター版が2018年2月公開へ - Yahoo! BEAUTY

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これは2月に日本に行けということですね?

怪しいDVDなどでさんざん観倒した作品だが、映画館で観るとなるとまた感慨が深い。

昔、映画は好きだけど王家衛ウォン・カーウァイ)にはピンとこない人と王家衛について話したことがあって、こんなに話がすれ違うんだと思ったことがある。その人は基本的にあの世界観が理解できないらしい。「あの緑がかったライティングもカメラワークも彼のオリジナルってわけじゃないんだよね。ブームになるのがわからないな。」

理屈じゃないんだよーーーー。

冒頭の薄暗い廊下を歩くヨディの背中だけでもう心が鷲掴みされた。そして数々の名台詞。熱帯雨林。気怠い音楽。翼のない鳥。最後の長回し

まるで交通事故に遭ったかような不可抗力な出会い方をした映画は、王家衛以外に他にはない。

人それぞれそういう作品を持っていると思うが、私にはそれが王家衛だったと。

今だったらその人にそう言える。

ミステリー中国映画「捉謎藏」と「心理罪」

「捉謎藏」は飛行機で。「心理罪」はネットで。

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どちらも最近のミステリーブームで作られた作品。しかしどちらもそれほどヒットせず。

「捉謎藏」は韓国映画のリメイク。舞台を青島に変更。しかし冒頭のシーンから韓国映画そっくり。そういえば「容疑者Xの献身」中国版も一部カット割りとかが日本のものとそっくりだった。これではリメイクというよりコピーだ。

秦海璐(チン・ハイルー)の演技は相変わらずすごみがかっていた。街中の撮影ではおばちゃんの役が馴染みすぎて誰も秦海璐だとは気付かなかったらしい。

「心理罪」はネットドラマ版も見た。どちらもとにかく彫り下げ方が浅くて全部セリフで説明している。それで真犯人の容貌、性格、動機から何から全部セリフで語って、最後に真犯人が登場した時に「え?この人?」みたいな肩透かしを食らう。しかも一番活躍したのは「イカ」という名前のドローンだ。

「敵を知るにはまずは己から」と自分に催眠療法を試すくだりは、まるで昔のカンフー映画を見ているようだ。

寥凡(リャオ・ファン)は好きな俳優でここでも熱演しているが、それがちょっと今回はやりすぎに見える。というか寥凡以外がみんな薄っぺらいので、悪目立ちしてしまうというか。方木役の李易峰はアイドル俳優の域から出ていないし、方木の恋人役がまた花瓶以下。頭を振るとカラカラ言いそうな空っぽのカワイコちゃん演技がきつい。

この2つの映画で良い点を挙げるとすれば、ロケ地の選択だ。青島の廃墟みたいな集合住宅はそのままで絵になる。「心理罪」の中の天津も多少CGで盛っているが、まるで近未来の大都会のようでかっこよかった。

 そして共通点は2作に出演している万茜(ワン・シー)。台湾映画「軍中樂園」で、イーサンの相手役をした女優だ。彼女は最近特に出演作を増やしている。薄幸顏というか不幸が似合う女優さんである。

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そんなイーサンも「心理罪」シリーズの新しい映画「心理罪之城市之光」(但し制作会社もキャストもまったく違う)に出演している。本来なら国慶節に上映予定だったのが、今でも当局からの許可が下りず、まったく公開の目途が立っていない。

ここでもトラブル発生なツイていないイーサン。

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今回はこんなオタク姿で出演。早く観てみたいのだが。