観たいヤツは全部観る!大阪アジアン映画祭

今日から前売り券開始。もともと香港国際電影節のために有休を使おうとしたら、夏に延期になってしまい、それをアジアンに流用。ガッツリ観るぞ!

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とはいっても有休にも限りがあるので、もう既に観た映画は除いていく。「大飢(大いなる飢え)」「少年的你(少年の君)」「金都(私のプリンス・エドワード)」とか。「少年的你」はゲストが来たら行こうと思っていた。特に生の易烊千璽くんが見たかったのに。残念。

 

絶対ハズさないだろうと期待しているのは「ハッピーオールドイヤー」。

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台湾では「就愛断捨離」のタイトルで2020年2月14日から一般公開中。予告編もイイ感じ。

「江湖無難事(ギャングとオスカー、そして生ける屍)」は去年見逃したのでここで見なくては。

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あらすじを見ただけでもおもしろそう。敢えて予習せずに観たい。

 

花椒之味(花椒の味)」も去年見逃したから。

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冴えない外見のサミー鄭秀文に期待。

 

サポーターなので、オープニングの「夕霧花園」は確定。めずらしいところでカトマンズを舞台にした「牙と髭のある女神をさがす」もチョイス。李屏賓(リー・ピンビン)がカトマンズをどういう風に撮影したのか興味深々。あとはもう映画祭の上映スケジュール見ながら自分のスケジュールを埋めていく感じ。

準備は万端だ。

ホラーかと思いきやラブコメだった「彼岸之嫁(彼岸の花嫁)」

Netflixで1月23日から配信開始。全6話。呉慷仁(ウー・カンレン)とエリザベス役の紀培慧(テレサ・デイリー)以外は馴染みのない顔ばかり。

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最近、台湾と他の東南アジアの国との急接近が目立つ。ミャンマー出身の趙德胤(チャオ・ダーイン/Midi Z)監督の活躍もそうだし、陳哲藝(アンソニー・チェン)監督作品「熱帯雨」はシンガポールと台湾の合作だ。去年の金馬で観た映画「波羅蜜」は台湾で映画を学んだマレーシア人の監督が撮った作品だ。

そんな中でマレーシアオールロケで撮ったこの作品。19世紀末のマラッカを舞台にしているので美術や衣装にかなり期待していたが、かなり現代寄りだった。冥界のシーンももっとゴスっぽいほうが良かったなあ。

話のベースをラブコメにした分、緊張感も和らいで軽い軽い。唯一のヒール役である天青も性根の腐りきった感じよりカッコよさ優先で、実に惜しい。天青に限らずそれぞれのキャラはもっと深掘り出来るはずなのに、何故かあっさり処理されたまま。

真犯人の暴露も実にあっけなかった。

マレーシアならではの風景も最後の最後に出ただけ。

なんとも物足りない。

リアルな展開に釘付け「我們與惡的距離(悪との距離)」

去年の電視金鐘奨(ゴールデンベルアワード)で賞を独占した社会派ドラマ。全10話。日本では衛星劇場、U-NEXTなどで放送。

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無差別殺傷事件をめぐる加害者と被害者の社会的な立場、報道や医療の問題点を深く突いた意欲的なドラマ。

日本でも残念ながら毎年のように無差別殺傷事件が起きる。事件が起きた直後に感じるのはやはり犯人の異常性なのだが、実はこれは追い詰められたら誰にでも起こりえる事なんだと思わせるのがこのドラマの目的である。

誰でも加害者に成りえるのであれば、それを防止するための対策を社会の中で作っていかなくてはいけないのではないか。「犯人に性格異常者のレッテルを貼って死刑にしてハイおしまい」では類型の犯罪を無くすことは出来ない。

ということもこのドラマを最後まで全部見ると理解出来てしまう。

理性ではそう分かっていても、実際に自分が事件に関わってしまえばどうしても感情が優先してしまうのは仕方がないことだろう。私はこのドラマを見ながらそれぞれの登場人物に深く感情移入してしまった。役者がみんな上手い。

特にお気に入りのキャラは大家さん。常に前向きで、つらい現実と立ち向かおうとする強さに感動する。

今回もドラマの中で新しい単語がいろいろ出てきた。気になったのが「草苺族(イチゴ族)」。主に1980年以降に生まれた、プレッシャーに弱い若者を指す言葉だそうだ。特徴は何より打たれ弱いw。日本にもいるよね。

「パラサイト 半地下の家族」を観る

水曜日(レディースディ)の観たい回の直前に劇場に行ったらまさかのほぼ満席。次の回のチケットを買って2時間後に戻るとこれまたほぼ満席だった。女子が詰めかけるような映画ではないなと油断していたらたいへんなことに。

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あまり予習せずに鑑賞。貧乏人一家がまんまとお金持ち家族とすり替わる映画がと思ったら、予想外の人物の登場で予想外の展開に。

ポン・ジュノ監督の作品は「殺人の追憶(03)」「グエムル-漢江の怪物-(06)」「スノーピアサー(13)」を鑑賞済み。おもしろい発想をする監督だと思う。

今回もほんのりとした笑いがベースになって始まるが、それがクライマックスで行き場のない怒りがどーんと爆発する。そのきっかけが「貧乏人の匂い」のせいというのがせつない。あるんだろうなあ、貧乏人独特の匂いというのが。

途中で出てくる北朝鮮ネタは韓国人なら腹を抱えて笑えるんだろうか?

最後、息子がお金持ちになって戻って来てめでたしめでたしでおしまいなのかと思ったら、実はそれは空想でしたという落とし方は韓国映画っぽいなあと思った。

ドニーさん主演学園映画「大師兄(スーパーティーチャー 熱血格闘)」

現代の教育問題も入れながらも単純明快、難しい話は一切無し。だってドニーさんだから。

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アメリカ軍海兵隊の熱血先生は完全無欠。落ちこぼれ生徒たちの問題を次々解決していく。
やっぱり何といってもアクションシーンが見もの。アクション振付は谷垣健司。派手なシーン以外でも素人では出来ないような高度な技が散りばめられていて、アクションにはそんな詳しくない私でもうならされてしまった。

まずはロッカールームでの格闘。ロッカーをドミノ倒しのように使っての大技の連続が楽しい。

そして校庭の荷物置き場みたいなところでの格闘では、香港式BBQで使う三又の串をばんばん敵のおしりに命中させて最後はロープでの空中飛び蹴りで決まり。

教室での最後の決闘では机をうまく使っての大立ち回り。そしてちょっぴりホロリとさせられた。

ロケ地は香港、深セン(ゴーカートのシーン)、ちょびっと北京、万里の長城内モンゴル

「あれ?」と思ったのは、ドニーさんが歌手希望の生徒と街中で歌うシーン。広東語の名曲がたくさんある中で、何故「對面的女孩看過來」だったのか。版権の問題とか??

ベテランと新人の混ざり具合もちょうど良かった。生徒役で出演していた若手たちも今後の活躍が出来そう。

「雲南虫谷(トレジャー・オブ・ムージン 天空城の秘宝)」を騰訊視頻(テンセントネット)で観る

まさに粗製濫造を地で行く「鬼吹灯」シリーズでまたまた新作映画登場。しかも映像化された作品の中で最も評価が低い結果となり、小説ファンからもブーイングの嵐。

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確かに全体的にショボい。CGはがんばっているが、ほとんどグリーンバックで撮影したんだろうな。

しかもこれは「龍嶺迷窟」と同時に撮影したが、「龍嶺迷窟」のほうは当局からなかなか許可が下りず、とりあえず「雲南虫谷」から公開したらしい。原作の順番でいえば「龍嶺迷窟」→「雲南虫谷」であるにも関わらず。

と言っても、原作のネット小説は8作あり、それぞれに映画、ドラマ、ネットドラマ、ネット映画に版権が別々に買われていてもう何が何だか。まったく統制がとれていない。

その中で私が今まで観たのは「鬼吹灯之尋龍訣」

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「鬼吹灯之黄皮子墳」

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あと見ようと思えばゾロゾロいっぱい出てくる。

原作小説もそうだが1個だけ見ても全貌が解かりづらい。しかも中身はどれもワンパターン。仲間と一緒に秘境に入る→いろんな巨大生物に追いかけられる→古墳を発見→お宝を手に入れる。→でもそれだけじゃ足りなかった→次の秘境に入る→以下同文。

シリーズものにはワンパターンの美学というのがあるので、それはそれでいいだろう。ただし、最初の方に分かりやすいちょっとした説明ぐらい欲しいところだ。ただでさえ各作品演じる俳優が違うのだし。大金牙なんて名前も呼ばれなかったから、最後まで誰だか分らなかった。

この作品で一番まずいのは、それぞれのエピソードに説得力がないことだろう。俳優たちはそれぞれ撮影の前に厳しいトレーニングに参加したらしいが、それがまったく画に現れていない。そんなひ弱な身体と装備で秘境に入るんかいとまずツッコミ。そして巨大生物に追われている時、明らかに巨大生物より走りが遅いのに捕まらないのは何故なのか?パルクール的な演出があればまだましだっただろう。

そんな「雲南虫谷」も「未体験ゾーンの映画たち2020」で観ることが出来る。劇場以外にオンライン上映もしている。公式サイトはこちら。

https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2020

人物相関図ぐらいは予習した方がよさそう。

「最後的日出(LAST SUNRISE)」を優酷(Youku)で見る

中国映画やドラマは、大陸の動画サイトを大陸以外の場所で開くと見られない場合が多い。版権の問題かと思うが、あっさり見られる作品もある。その基準がよく分からない。これは優酷が出資して作った映画なので、優酷で見られた。

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「流浪地球(さまよえる地球)」でSF作品に自信をつけた中国が2匹目のドジョウを狙ったのがこの作品。しかしCG以外はたいしてお金がかかっていないのがまるわかりだ。

俳優に関しては冒頭から「この2人で100分持つのか」と不安になる。キャラ設定にしてもありがち。それでも舞台中心で活動している俳優らしく、映画の最後のほうはかなりさまになっている。

地下資源が枯渇した後太陽光でほぼ100%エネルギーを供給している中国で、ある日太陽が消滅する。気温は急下降し、酸素も減っていく。太陽光発電会社の社長の言葉を信じて、主人公の2人は第1地区から第4地区に向かう。

ツッコミどころはいろいろ満載だが、太陽が消滅した途端即ディストピアに変わるのは中国でもさすがにないんじゃないかと思う。あと街中は大渋滞なのに、郊外に出た途端車が1台も走ってないとか。だから何で老人の家だけ電気が残っていたの?とか。話の流れがとにかくご都合主義だ。

それでも見てみたいという人は2020年1月3日から「未体験ゾーンの映画たち2020」で観ることが出来る。劇場以外にオンライン上映もしている。公式サイトはこちら。

https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2020

星空はきれい。