「保衛戰隊之出動喇!朋友!」を観る

黄精甫監督とジュノ麥浚龍主演の「復仇者之死」コンビで、今度は「正義」をメインテーマに映画を作った。
この映画で重要な鍵を握るのが「宇宙大帝」。1980年から放送されていたアニメ「宇宙大帝ゴッドシグマ」である。主題歌は何とレスリー張國榮が歌っていて、思いかけず映画館で彼の歌を聞くことになった。
映画のオープニングもそのまんまアニメのオープニングを使っているし、自分としてはアンドリュー劉強偉監督の映画みたいな単純な戦隊ものを想像していた。
が、悪役の性格付けを複雑にしてしまい、結局何の映画だか分からなくなってしまった。
画面は確かにきれい。特にジュノが面接に行ったビルとか、最初の悪役ボス(王羽!)が住む洋館とか、地下駐車場の入り口にアーチ型の鉄格子の門を付けたりとか、何かひと手間つけているところがいい。
メインのロケ地はセリフから推測して多分蘇屋。今でもあの壁の絵はあるのかな?
ジュノの母親役がパット夏文汐(「烈火青春」に出演)。すごい久しぶりに見た。
そういう本題とは別の部分で楽しめた映画だった。