寝る時と仕事している以外は常にMIRRORを鑑賞中。やっぱり自分は広東語ポップスが好きなのねと再確認。
デビューは2018年11月3日。オーディション番組から誕生したアイドルグループ。歌以外にバラエティ、ドラマ、映画にも出演し、ソロでの活動も続いている。この約5年間のメンバーの成長が凄まじい。日本での布教活動として、まずはメンバーを紹介したい。
リーダー：楊樂文（ロックマン）1989年9月26日生まれ
ダンサーとして活躍していた2013年に映画「狂舞派」「狂舞派3」に出演していて芸歴は長い。なのでダンスはHIPHOPより。最初はロン毛でバンダナだったが、編み込みヘアから短髪にして色も染め、どんどん垢抜けていっている。2024年には鄭保瑞（ソイ・チェン）監督の映画「命案」で主演を務め、ベルリン映画祭にも参加した。イベントやインタビューの仕切りはほぼ彼で、サブリーダーのAKと共に進行していくことが多い。
サブリーダー：江𤒹生（アンソン・コン／AK／老闆）1992年10月16日生まれ
紆余曲折の人生を送っている苦労人。2013年に中国大陸のオーデション番組「快樂男聲」に出場した後、エージェントと契約し韓国で練習生をしていたがエージェント側の都合で計画が白紙になりそのまま契約切れに。その後はバックダンサーをしていた。最初から仕上がっていて、ほぼ変化なし。多分すごい日本好き。映画「ONE PIECE FILM RED」では声優にも挑戦。Liveでは高瀬統也の「どうして」を披露している。そこから高瀬統也と一緒に日本語で歌った「白愛」を発表。飲食店をいくつか経営している実業家でもある。
姜濤（ギョン・トウ）1999年4月30日生まれ
「金田一少年の事件簿」の時のHey! Say! JUMPの山田涼介を彷彿とさせる甘いマスクと甘い声と天然キャラで一番人気。子供の頃はかなりの肥満児だった。恋愛をテーマにしたアイドルっぽい歌は徐々に減り、自分の内面を表現する歌にシフトしている。「孤獨病」「作品的說話」のMVでは演出も担当した。一番人気のため、今までの広告出演は軽く50を超える。食べることが大好きで番組の収録中でもよく食べている。でも太りやすい体質で、台湾ドラマ「超感應學園」に出演した時には、コロナ隔離の時にうっかり8㎏太ってそのまま撮影に突入。
盧瀚霆（アンソン・ロー）1995年7月7日生まれ
姜濤と女子の人気を二分する人気者。最初は金髪刈上げだったのが、最近はだいぶ落ち着いている。メイクによって毎回顔が変わるぐらい変化が激しい。でもインスタなどではよくスッピンで登場する。もとはダンスのインストラクターで、デビュー前から熱烈なファンがいた。郭富城（アーロン）のバックダンサーもしたことがあり、ダンスはピカイチ。ソロデビューの「一所懸命」では作曲、2曲目の「Burn Out」では作詞にも挑戦している。英語のrapを担当することが多い。ライブではピアノの弾き語りも披露。「KING KONG」ではMVの演出も担当。
呂爵安（イダン）1997年1月21日生まれ
小さい頃から英才教育を受けて、バイオリンとピアノが演奏出来て、香港大学にも入学している秀才である。しかし虫やカエルが嫌い、絶叫マシーンも嫌い、ダンス以外の運動もダメ、クイズはほぼ不正解というバラエティ番組にはうってつけのキャラに加えて、顔芸と天才的なリアクションが相まって常にイジられ役だ。そんな彼だが歌唱力には定評があり、ソロデビューもしている。主演した映画「過時·過節（香港ファミリー）」で2023年香港電影金像獎の最優秀新人賞にノミネートされた。妹大好き。視力が悪いので普段は眼鏡をかけることが多い。
陳卓賢（イアン）1993年6月9日生まれ
メンバー1の歌唱力。最初の1フレーズ目から引き込まれる声をしている。ソロの「鯨落」から作詞作曲編曲も手掛け、「Distance」以降はプロデューサーも兼任している。ピアノとギターが得意。そんな音楽的才能が溢れる彼だが、大学生までは香港代表を目指してバレーボールに打ち込んでいた。出演したスポ根バレードラマ「男排女將」では別のメンバーの吹き替えもしている。根が体育会系なので、例えバラエティでも競争する時におちゃらけることは嫌い。そしてこんな童顔でも、身長は181㎝あり筋肉でバッキバキ。
邱士縉（スタンリー／大表哥）1990年8月20日生まれ
オールマイティに何でも出来る人。芸歴が長く、MVの出演やバックダンサーも経験している。筋肉が自慢であだ名は「馬鞍山巨龍」。ドラマに多く出演しており、台湾ドラマ「第三佈局 塵沙惑」では香港出身の気弱な大学生を演じている。俳優業と並行して2022年にソロデビュー。2024年には亡くなった母についてのソロ曲「來不及」を発表した。
柳應廷（阿Jer）1992年11月20日生まれ
学生時代からバンドを組んでいてギターを弾いていた。路上演奏などもしていたが、いったんは生活のため記者になる。しかしオーディション番組「全民造星」のため辞職。ソロのMVはメンバーの中で一番狂気を感じる。2021年の呉君如（サンドラ・ン）主演の映画「媽媽的神奇小子（ゼロからのヒーロー）」の主題歌を歌う。この映画はNetflixで配信中。同じく2021年に彭秀慧（キーレン・パン）監督の映画「阿媽有咗第二個（ママの出来事）」で、姜濤と共に映画出演。この映画で2023年香港電影金像獎の最優秀新人賞にノミネートされた。いつも明るいムードメーカー。
李駿傑（ジェレミー）1995年9月8日生まれ
彼ほど迷走をしていた人もいない。もともと韓流が好きで韓国語も独学で勉強していた。なので最初は韓流のコピーにしか見えず個性が無いと言われた。その後メイクも上達し、可愛い系から中性的な妖しいイメージにシフト。綺麗好きで世話好きな性格を買われて部屋を片付けるバラエティ番組にも出演。2022年2月22日にソロデビュー。歌を歌う時は中森明菜系の憑依型タイプ。
王智德（アルトン）1989年9月21日生まれ
アルトンと言えば筋肉。スタンリーと共にいつも筋肉自慢をしている。以前はダンサーとジムのトレーナーをしていた。樂文とは旧知の仲。アクシデントに強くて、咄嗟のリアクションが得意。バイク好きでバイクのバラエティ番組の司会をして好評を得る。その時の主題歌も好評。本格的なソロデビューは2024年1月。古着MIXのファッションはおしゃれ。
陳瑞輝（フランキー／ペイペイ）1988年7月29日生まれ
メンバー最年長。郭富城（アーロン）の流れを汲む正統派香港イケメン。以前はバックダンサーをしていた。性格が穏やかで、よほどのことが無い限り怒ったことが無い。2023年に初めて舞台劇に挑戦。2024年1月にソロデビュー。
邱傲然（タイガー）1999年7月3日生まれ
メンバー最年少。武術とラテンダンスが得意。楽器はドラムとピアノとエレキギターが得意。MV「破鏡」では演出も担当して、オリジナルアパレルブランドも立ち上げている。これほど多才なのにメンバーといる時はおとなしくてあまり目立たない。2024年自身が監督した短編映画「是日精選」を発表して驚かせる。ソロデビューは2024年1月。
香港アイドルの特徴としてファンとの距離が近いことがあげられる。ファンが空港でお見送りお出迎えは当たり前。撮影の現場には手作りシール付きの飲み物やお菓子もファンが用意する。誕生日ともなれば自費で広告看板やラッピングバスを走らせる。
あと恋愛はまったく禁止ではない。MIRRORのメンバーの中でも彼女がいる人は公表している。
今後もグループとしては音楽中心で活動するが、ソロとして演技俳優や他の分野でも活躍している。
