香港のトップアイドルが反戦歌を歌うMV「作品的説話」

4月30日で23歳の誕生日を迎えた姜濤(ギョン・トウ)。彼のファンたちがお祝いとして自費でラッピングトラムを走らせたり、広告を流したり、香港は姜濤だらけだった様子。

そんな中、誕生日に合わせて彼の新しいMVが発表された。


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字幕の言語は選べるので、日本語でも鑑賞可能。

このMVで姜濤は演出も担当。以前にもMV「孤獨病」を演出しているが、今回はかなり大掛かり。

撮影場所は荃灣(チュンワン)にある荃灣海濱廣場。1990年に完成したが2013年に閉鎖され、その後は使われなくなったゴーストショッピングモールだ。期間限定でお化け屋敷のイベントをしたぐらい雰囲気はおどろおどろしい。しかしそれが却ってロケ地には最適らしく、ドニーさん主演映画「怒火(レイジング・ファイア)」の中でもやりたい放題のアクションシーンにここが使用されている。

香港のショッピングモールにはスケートリンクが併設されていることが多い。

歌の冒頭に「広島」の2文字が出てきてドキッとしたが、その後アンネフランクやベルリンの壁のことにも触れている。

声高に主張するわけでもないのに心に沁みてくる。ロシアとウクライナの戦争はまだ終わりそうにないし、将来もしかしたら香港もこのMVのような状況に陥るかもしれない(可能性は0ではない)と思うと、いろいろ考えさせられる。

7月に開催されるコンサートについては、4月29日に「Citi The Club」クレジットカードを持っている人だけ先行して買えるコンサートチケットが発売されたが秒殺。ダフ屋値段は44万香港ドル(約720万円!)まで跳ね上がった。

5月に公式ファンクラブが設立されて、このファンクラブに入会すると優先でチケットが購入出来るらしいが、条件はまだまだ厳しい。

休みが取れてもチケットが取れないなんてことになったらどうしよう。