北村豊晴監督の全7話(1話は約90分)台湾ドラマ。放送は2016年8月。北村監督らしい下ネタは中二、いや小学生レベルかもw。ホームドラマで、ラブコメ。でもちょっぴりウルっと来る。
両親役は台湾ドラマではほぼレギュラー化している超ベテラン俳優だ。若手はほぼみんな新人。メイキングを見ると、吳慷仁が現場のムードメーカーになって新人にも演技指導していた。
演出の手法がちょっと日本ドラマっぽい。細かいカット割り(一言しかないセリフの説明にも画が入る)とか、妄想シーンにも力が入っているところとか。
脚本は「我在墾丁*天氣晴(墾丁は今日も晴れ)」の女性コンビ。かなりわちゃわちゃした話の展開だが、足元はしっかり地についている。
ここでもやっぱり注目すべきは吳慷仁だろう。
こんなサービスシーンがいっぱい。ほかにも睡眠薬入りの水を飲んで倒れながら助けを求める、王子っぷりが見事なダンスを踊る、ゴミ廃棄場で超モードな服を着てキメまくる、裸(モザイク入り)で部屋をうろうろする、スタンガンで倒れる、死人のフリをする等々。これらを一切の手抜きなしで大真面目に演じている。
去年あたりからぐっと出演作品が増えている吳慷仁。しかしオファーが来たらそのまま受けているっぽい。今年放送した台湾ドラマ「極品絶配(華麗なるスパイス)」は、テーマも設定もありきたりで、1話だけ見たがそれだけでその後の展開が読めてしまうような内容だった。
そろそろ映画で、吳慷仁の姿が見てみたい。