見どころ満載の話題作「媽,別鬧了(ママ、やめて!)」

全11話。仲のいい母と娘2人のお話。主役以外の脇役も個性的なキャラばかり。ホームドラマなのにセックスに対する女性の気持ちもあけすけに語られているところが新しい。

最初、60過ぎでも枯れないパワフル過ぎる母親にまったくついていけなかったが、吳慷仁(ウー・カンレン)が最後のほうまで出演しているのでそれでやっと完走出来た。

吳慷仁は今回も役に合わせて肉体改造をして挑んでいる。長女の恋人役だが、これにはからくりがあって最後にそれが明かされる。かなりのナルシストで部屋に飾った自画像が笑える。

しかも自分で描いた設定。どんな奴だよw

今回かなりはじけていて、しかもサービス満載。

全裸+モザイクはドラマ「戀愛沙塵暴」でも披露している。かと思うと

シャイなコンビニの店員になったり。まさに吳慷仁劇場。

単なる母娘のドタバタコメディかと思いきや、時々挿入されるナイスなパパとのエピソードが泣ける。

次女の彼氏のダメ男っぷりもなかなかいい。演じるのは出演作が途切れない人気者の林柏宏(リン・ボーホン)。若い時は何故ダメ男がモテるのか理解できなかったが、最近やっとようやく分かってきた。出木杉君じゃダメな時があるのだ、女には。そしてダメ男にはそんな女を嗅ぎ分ける臭覚みたいなものがあるのだろう。まさに需要と供給だ。