そう言えば東京国際映画祭だなあと思って、日本にいる間に観られる映画はないかと調べてみた。そうしたら「報告老師!怪怪怪怪物!」が残り4席だったので、速攻ネットで買った。
日本語と中国語のダブル字幕だったのでかなり助かった。耳で聞いた言葉を文字で追う方が楽だ。
いじめられっ子といじめっ子がひょんなことで怪物と出会い、二人で怪物をイジメたおす。しかし怪物は実は元人間で、毒のある薬を飲んだせいで今の姿になってしまったのだと分かる。
いじめられっ子は今までさんざんイジメられてきたので怪物のつらさが分かる。何とか助けたいが、元がヘタレなのでいじめっ子には逆らえない。
実は怪物には姉がいて失踪した妹をずっと捜していた。いじめっ子は妹怪物をエサに姉怪物も捕まえようと画策する。
今年の夏休みに台湾で一般公開された映画なので、若者向きの内容。ホラーやゾンビが好きな人にはたまらないだろう。
いじめっ子もかなり悪いが(一応理由はある)、仏教にのめり込んでいる先生もかなりヤバい。
最後の結末はかなり悲壮。同じくクラスでいじめられている女の子の設定がここで効いている。「明るく笑ってハイおしまい」にはならない映画だ。
映画の終わりには九把刀監督を交えたQ&Aがあったが、私はここでタイムリミット。深夜バスで実家に帰らなくてはいけない。
九把刀は若い人を中心に人気なので、今後も映画を撮り続けていきそう。そのうち若者向けじゃない映画も撮るのかな?
追記:「台湾巨匠傑作選2020」でも上映決定。東京から始まって大阪、神戸、京都、名古屋での開催も予定されている。
https://taiwan-kyosho2020.com/schedule/
追記:Netflixで2020年11月13日から配信決定。