急用で日本に帰国することになり、全日空の直行便は流石に値段が高かったので、経由便の安い飛行機をいろいろ探してみた。
北京や青島などの国内経由はおもしろくない。そうしたらソウル経由が安かった。帰りは無理矢理香港経由にして往復のチケットを買う。これがネットで決算まで出来てしまうのだから便利になったものだ。
初韓国なので予備知識は全く無し。言われるまま飛行機を降りてトランジットの手続きの列についた。
扉の向こうはまさに空港を舞台にした韓国ドラマの世界だった。日韓と中国では一括りにされることが多いが、どこが違うのかと説明しようとすると自分でもあやふやだった。
今回初めてソウルに来てやっと分かった。とにかく女子がきれい。女を前面に出したメイクとみだしなみで、なんかもうみんな銀座のホステスNO1を取りにいっている感じ。そして男はさわやかさとマッチョさをアピール。女は女らしく、男は男らしく。
そんな韓国人が目の前で談笑しあっているともうここは撮影現場ですか?てかんじで眩暈がしてきた。
特に、全体的に薄暗い中国の空港とあか抜けない中国人税関スタッフの世界から直接来てしまうと、そのキラキラっぷりに驚くばかりである。
気を落ち着かせてせっかくなので韓国のお土産を買うことにする。全部韓国語なので何がなんだが。陽気なおばちゃんに英語でいろいろ質問して人民元で支払う。絶対私も中国人だと思われていることだろう。
10時に羽田に着いて終電を逃さないように慌てて電車に乗り込む。品川を過ぎたあたりでライトアップされた東京タワーが目の前に大きく現れた。
東京に来たんだなあと深く実感。