北京の八王子通州区

誘われて中国人の友人の家に遊びにいく。北京の西の果て、地下鉄八通線の「梨園」駅に初めて降りた。予想に反して賑わっている郊外の街だった。そしてどこまで行っても続く新旧のマンション郡。
友人は今回のドラマ「我是太陽」のスプリクター(記録係。撮影時間をはかったり、内容を事細かく記録する人)。実は一緒に住まないかと提案されたので、遊びがてら部屋を見に来たのだ。その友人の家は既にその子ともう2人でルームシェアをしている。でも行ってみたら実は友人が借りている5畳ほどの1部屋を2人でシェアしましょうということだった。(!)それはさすがに無理だと思い丁寧に断ったけど、ずっと「えー、一緒に住んだ方が経済的だし楽しいわよ」と言い続けて私の意見を理解出来ない様子。その友人が一人で過ごすのが苦手で常に誰かと一緒にいたい性格なので、更に私と合わないとわかる。ドラマの撮影中は常に相部屋なので、仕事のない時の一人の時間は私にとってものすごく貴重。ここで困るのが一人が苦手な人はたいてい周りの人間も自分と同じに違いないと思っていること。そして私のように一人でも割と平気な人を見つけると、ほっておけないらしくいろいろと世話を焼いてくれる。それはそれでとてもうれしいのだけど、そこには私の気持ちなどおかまい無しな時があって、結局最後困ったなあと思うのだ。住む環境としてはいいので別の機会まで待とうと思う。