映画「杜拉拉昇職記」を見る

去年一緒にお仕事をしたボスから連絡があり、8月末クランクインの仕事に参加するよう指令が入った。ボス同士が友人なので私の返事の前にボス同士で調整がすでに終わっており、私は25日で今の仕事を切り上げ、次の準備に入ることになった。
「休みは欲しいんですけどっ!」とは言ったが、休んで後でしんどくなるのは自分なので、厳しい。
まだ台本もよんでいないが、場所は北京で現代もので、映画、らしい。
そんなわけで今の北京を象徴するような映画「杜拉拉昇職記」を見る。主演兼監督は徐静蕾。原作の小説は女子がいかにキャリアを積めばいいかというハウツー的な要素が強いらしいが、映画では社内恋愛がメインになっている。
で、やはり私が注目するのはこれが北京を舞台になっていること。5年前なら絶対に上海だっただろう。今でも中国で一番おしゃれで都会的なのは上海だ。これは北京人でも認めている。しかしテレビドラマにしても今はほとんど北京が舞台である。北京でもやっと都会的な映画が撮れるぐらい成長したともとれるが、現実はまだまだ「でかい田舎」だ。
この国内のドラマ、映画制作での上海の無視のされ方があからさまというか。今、上海でロケをしようと思うのは日本と台湾ぐらいではないか?
ロケ費用が高いとか、万博があるからとかそういう単純な理由ならいいが。