雲南省タイラオスに跨る麻薬のゴールデントライアングルをテーマにした映画はいくつかあるが、これは実際にあった事件をネタにしている。
熱血刑事役に張涵予(チャン・ハンユー)、情報屋だが実は警察に彭于晏(エディ・ポン)がキャスティングされている。
監督は林超賢(ダンテ・ラム)。メコン川流域の広大な風景は迫力十分。但し肝心な爆破シーンを安っぽいCGで処理しているのは残念。「線人」「逆戰」とか良かったのにな。
ポンちゃんは「激戦」「破風」と続けて出演。なので監督との息はぴったりだ。
謎の情報屋なので変装もいろいろ。
こんな感じとか
こんな感じ。髭が嘘っぽいw
張涵予はアジトに潜んでいるボスを誘き出すために、地下カジノを経営する超大金持ちのボスを劇中で演じているが、これが似合いすぎ。悪役もいい人も何でもこなしてしまう。
アクションシーンは今までの香港映画の中でよく見たあるあるシーンばかりで目新しくはないが(ショッピングモール内での銃撃戦とか、ボートで追突しあうとか)、今の大陸でもこのレベルのアクションなら撮れますよと認識するには有効かなと思う。
最後は中国へのヨイショで終わり。ここまでするか。
追記:2016年の東京国際映画祭で日本でも公開された。お客は少なかったらしい・・・。一般公開は無しかなあ。