汚職事件を暴く中国ドラマ「人民的名義」

今、何かと巷で話題の「人民的名義」をネットで観てみた。

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登場人物が多すぎて分かりづらいバージョン

 

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アップにしたけどやっぱり分かりづらいバージョン。

 

全部で55話もあるので、とりあえず最初の4話まで見てみた。

今までも汚職関係のドラマは作られていたが、内容が硬すぎるのと善悪がはっきりした紋切型なのでそれほどヒットはしていない。今回これほど注目を集めたのは、主役が陸毅(ルー・イー)だからというのもあると思う。脇はベテランのおっさん達がガッチリ押さえている。

年取ったけど、やっぱかっこいい。

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「永不冥目(1998年のドラマ)」は超お薦め。

オッサン濃度はかなり高い。枯れ専女子は悶え死ぬかもしれない。でも中国のオッサンはどれも枯れてないけどね。

北京と架空の街漢東省京州市を行ったり来たりしながら話は進む。都市開発の裏に隠れた汚職と陰謀を暴いていく。

4話まで観たが、期待していた張豊毅は1話でちょこっと出たきり。長い長い話なので、テンポの速い日本のドラマに慣れていると途中でダレる。

日本ドラマとの違いと言うと、日本だと新入りの刑事が巨大な悪に立ち向かったりするが、中国ドラマはそれなりの役職に就いた人が明らかに悪い人を検挙する。このドラマでも主人公の候高平は最高人民検察院反貧総局偵緝処処長なので、地検特捜部の部長くらい?で、国家公務員だが事件が漢東省とも繋がりがあるため、故郷でもある京州市にも出かける。そこで事件に協力する友人もエリート地方官僚だ。

ドラマの中で賄賂の方法もいろいろ登場する。大金が入力されている銀行カードを渡したりとか。美術品渡したりとか。子供に大金渡したりとか。おいおい。

ネットではすでに49話まですすんでいるが、長すぎて気遅れがする。動画サイト「愛奇芸」で第1話がもう50億回再生て、ケタが大きすぎて何が何だか。

ファンタジー時代劇や整形顔の若い俳優が飽きられ始めている今だから、こういった超硬派なドラマが受け入れられたのだと思う。