しょーもない邦題は見なかったことにする。全13話。日本でもいくつかのネット配信で視聴可能。
過去と未来を行き来しながら最愛の人に会いに行くお話。このお互いの「会いたい」という想いが一途でせつない。
1つめは2019年の台北、27歳の黄雨萱と王詮勝の世界。2つめは1998年の台南、17歳の陳韻如と李子維の世界。3つめは2010年の台北での大学時代。3つの世界を繋ぐのは伍佰(ウー・バイ)の曲と古いウォークマン。
俳優たちがまず素晴らしい。一人二役どころか更に複雑な心情を演じている。まず黄雨萱と陳韻如を演じているのは柯佳嬿(アリス・クー)。王詮勝と李子維を演じているのは、注目作品に次々と出演している許光漢(グレッグ・ハン)。
特に許光漢は作品ごとにまるで別人のように演じている。今回も高校生から38歳まで演じる幅が広い。
1990年生まれなので今年30歳。しかし「こんな男子クラスにいたいた」と思わせるぐらい超自然。
この作品の中では許光漢のサービスショットもいろいろ。シャワーシーンあり、BLシーンあり。
元々の王詮勝は同性愛者だった。短いエピソードだが、ここにいたるまでのシチュエーションが萌える。
懐かしい不良っぷりも楽しい。
2019年と1998年の世界を行き来するたびに少しずつ現実世界も変わっていく。同じシーンでも違うシチュエーションで撮影していくが、前後がちゃんと繫がっているからすごい。
この作品で国民的認知度が高まった許光漢は、今後大陸進出も予定されている。しかし大陸当局は最近、非中国国籍の芸能人(スタッフなどの関係者も含む)の大陸での活動禁止を発表した。これには香港台湾も含まれている。この前にもコロナウィルスの影響で、ドラマ映画などの撮影自体禁止令が出されたばかり。これにより、今年から来年あたり公開できる映画ドラマは激減すると思われる。
コロナウィルスの影響は予想以上に大きい。