10月12日からシネ・ヌーヴォXで「台北発メトロシリーズ」公開中

原題は「台北愛情捷運系列電影」。2015年に企画された台北市の地下鉄をテーマにした7話のオムニバス映画&ドラマ。

上映スケジュールはこちらから。

http://www.cinenouveau.com/sakuhin/taipeimetro/taipeimetro.html

私が今回観たのはその中の「西城童話(西門に降る童話)」。

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タイトルからしてファンタジー。西門町は台北の渋谷だとよく言われるが、若者中心の映画やドラマの舞台にいつも使われている。その西門町を縦横無尽にカメラは映している。

美術はかなりがんばっている。主人公の小虎の部屋や、ホームレスの西門慶がねぐらにしている元映画館なども凝っている。

但し話は少しご都合主義で流されているのが惜しい。登場人物もどれも説明的で、奥行きに欠ける。一番残念なのはヤクザのキャラかなあ。ファンタジーの中のヤクザだとしてもちょっと肉付けが足りないと思う。

私が西門町に行くのは映画を観る時と、「麺包厨房」というカフェ&ベーカリーのお店のパンを買う時ぐらいである。「麺包厨房」は蒼井優が台湾で撮影した写真集にも載っているお店だ。台北に来たら、このお店と「呉寶春」のパンは必ず食べるようにしている。

おすすめ。

麺包厨房:https://www.breadkitchen.com.tw/zh_TW 営業時間は火~土のお昼12時~21時まで。

呉寶春:https://www.wupaochun.com/ 台北店は象山駅のそば。営業時間は9時半~20時半まで。