北京遇上西雅图(めぐり逢いの予感/北京ロマンinシアトル)2013

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やっと観ることが出来た。もちろんネットで。世間では2を上映中でこれまた大ヒット。

台湾にいる時に観よう思って待っていたが、まったく上映せず今日まで来てしまった(映画祭でちょこっと上映しただけ)。

脚本、監督は「海洋天堂」の薛晓路、美術総監は奚仲文、音楽は金培達で、中国大陸映画だけど嫌みのないおしゃれな仕上がり。

ロケ地は北京、ニューヨーク、シアトルと言いながらバンクーバーで撮影。

湯唯(タン・ウェイ)演じる主人公の文佳佳は、最初何でもお金で解決したがるほんと嫌な女なんだが、それが虚勢で実は北京女にありがちな男らしい性格だと次第に分かる。問題なのは不倫で出来た子供には出生許可証が手に入らないこと。これがないと子供が生まれた後も戸籍が作れない!文佳佳の彼氏はケタはずれの超お金持ちなので、お金で何とかなるだろうと思うが、何と詐欺罪で捕まってしまう。

そこで彼女を助けるのがうだつの上がらないバツイチ子持ち元心臓外科医のドライバー。この2人が徐々にお互い好きになっていく過程も無理がなくて自然。呉秀波はこの映画で超人気者になった。

大陸妊婦が香港を含め海外に押しかけて出産することが問題視され始めた時期での上映だった。香港では、大陸妊婦が病院のベッドを占領したおかげで香港人妊婦が病院で出産できない事態まで発生した。なので私自身も大陸妊婦に対してはネガティブな印象しかなかったが、結局は大陸内部の行政の不備と不信が元凶かも。