只今北京テレビで放送中の「我的燦爛人生」が明日で最終回だ。
舞台は上海の典型的台湾アイドルドラマ。性格の悪い富二代（成金のボンボン）が、健気な主人公と出会い、次第に性格が良くなり恋に落ちるというもの。
この言承旭扮する富二代が最初本当に性格が悪くてこの後どうなるのかと思ったが、「甘やかされて育っただけで根はいい人」というキャラづけで何とか乗り越えた。実際富二代は中国人民みんなの嫌われ者だし。
この言承旭を相手に堂々とやりあっているのが陈彦妃。これまでもドラマ「杜拉拉升職記」などのチョイ役で光る演技をしていた。正統派美人ではないが、コメディも出来る女優はとても貴重だ。
でも３８話は長すぎ。ラブコメ要素を全部詰め込んでうまくまとめた脚本の力量はすごいが、やっぱり疲れる。
最近の台湾ドラマの傾向として身体障害者が普通に登場する。このドラマでも自閉症で両腕を事故でなくしたけどピアノが弾ける女主人公の弟が登場する。この弟がヘビーな部分もありながらも明るくておかしい性格で、しっかりこのドラマの涙とお笑い担当になっている。サブキャラの同じ職場で働く同僚トリオも見ていて楽しい。こういう脇役の層の厚さはドラマ全体を盛り上げるのに必須。
でもこのドラマは一見アイドルドラマのように見せかけて実は裏の主人公はおばあちゃんだったりする。案外道徳的な内容で親御さんも安心みたいな。
