「美女如雲」放送開始

冬に南京で撮影したドラマ「美女如雲」が放送された。かなりお金がかかっているらしく、市内バスの中のテレビでも宣伝されていて少し驚いた。
で、見たのだけど。ピーター何潤東は問題ない。ラブコメの主役をきっちりこなしている。問題は女優陣。タイトルからしても美女がいっぱい登場するのだが、どれも滑舌が悪い。例えるならメインがみんな吉川ひなのだと思ってくれればいい。
私は台本を全部読んでいるので知っているけど、かなりはしょっている。もともとミステリー色が強くて分かりづらいのがもっと分かりづらくなっている。広告代理店が舞台で、業界内の駆け引きとか暗躍とか結構ドロドロしていたのも軽く流されている感がする。やっぱり単なるシャンプーの宣伝ドラマになってしまうのか?
同時期にドラマ版「杜拉拉昇職記」も北京テレビで放送された。主役は王[王各]丹。彼女は「陽光像花一祥綻放」で不良少女を演じた時からずっと好きだ。
映画版とつい比較してしまうが、かなり別物。ドラマ版は30話と長いので、杜拉拉がどんどん昇進して部下と軋轢を起こしたり、同期が結婚して会社を辞めたりと内容は充実している。静岡ロケは・・・。富士山、茶畑、ちびまる子ちゃんとアイテムは揃えているけど、これを見て中国人が静岡に殺到することは無さそう。
個人的な感想は美術、衣装、予算は映画の勝ち。内容はドラマの勝ち。それにしても王[王各]丹には、早く専属のスタイリストとメイクさんを付けてあげたい。