中国ドラマ「誰憧我的心」を読む

まずは台本を読まないことには始まらない。全部で25話で今のところ18話まで印刷されている。内容はサイコセラピストの主人公を中心とした心を病んだ人たちの話。こう書くと日本で一時期流行ったお勉強も出来る心理療法ドラマかと思いきや、単なる起伏の激しいだけのドラマで終わっている。とにかく登場人物がそれぞれ悪い方へ悪い方へ向かって突き進みそれを健気な主人公が心理学の知識を駆使して立ち向かうも無視され続けるんだけど、最後はめでたしめでたしで終わるという、いつものパターンである。最近中国でも「ストレス社会」なんて言われていて鬱病にかかる人も急激に増えているわけだが、私に言わせれば中国人の働きぶりをみてもこれのどこがストレスなのか?と首をひねるくらいの緩さ。日本人の方がそうとうキツイ生活を送っているはずだ。だから今の日本は病気の人だらけなわけだが、その中でみんなは何とか平穏な生活を取り戻そうとしているのだ。
ちなみに「ストレス」は中国語で「圧力(ヤーリー)」。最近の流行語になっているけど中国には存在しないって。