ドラマ「小[女夷]多鶴」只今北京テレビで絶賛放送中

このドラマのどこが画期的なのかと言うと、主人公が日本人女性(中国残留孤児)なのである。しかも演じているのは人気女優の孫麗。
ストーリーは終戦直後から国交回復した後までの約30年の波乱万丈の物語である。
所々で「?」な日本人の記述があるにせよ、主人公の日本人は薄幸な美人で、彼女に良からぬ思いを抱く悪い中国人も登場する。
基本的に「人の善し悪しに国境は関係ないだろう」というメッセージが全体に流れるが、そんなの当たり前のことじゃない?
2008年に撮影は終了されたのに3年干されて今やっと許可が下りて放送出来るようになったというところに、「中国の今」が現れているなあと思う。これも2話分編集でカットしてやっとOKになったのだ。ちょっと前ならそれでも日の目を見なかっただろう。
とにかく孫麗が美しい!これに尽きるかも。内容は34話もあって長い上に、波乱万丈過ぎてちょっとしんどい。しかも前半は見逃しているし(中国のドラマはいつの間にか始まっていつの間にか終わる)。相手役の姜武もいい味出している。時々姜武が劉青雲に見えてしまう。