中国ドラマ「宮」が大人気

家でテレビをつけたら「宮」がいくつかのTV局で放送されていた。今年の人気ドラマである。話は歴女が清時代にタイムスリップして、2人の王子と恋愛したり、宮廷の陰謀に巻き込まれたりというもの。つまりは「王家の紋章」中国版である。
中国には腐女子歴女もいるが、こういったタイムスリップ歴史ものは数が少ない。SF自体になじみがないからかもしれない。
しかしこれが大ヒットして主役の楊幂(ヤン・ミー)も人気女優の仲間入りを果たした。これを受けてこれからタイムスリップものが増えるかと思いきや、当局から「あまりにも史実からかけ離れたドラマは如何なものか」と難癖がついた。これが6月頃の話で、ちょうど「宮2」を予定していた制作会社は大慌てだった。
実際見るとそれほど無茶な展開にはなっていないし、これが荒唐無稽と言うなら「仁」や「大奥(byよしながふみ)」はどうなるのかっていう感じだ。
香港人の大陸の娯楽番組出演規制も急に出来たが、理由はあまり明らかにされない。香港人による荒稼ぎを防ぐためとしか思えないが。