東京国際映画祭その2

今日も8時半頃六本木に行く。平日なので昨日よりは人は少ない。どうも韓国版「男たちの挽歌」目当ての人が多いらしい。韓流は相変わらず強い。途中で映画祭の人に
「どちらの作品ですか。」ときかれたので
「『風に吹かれて』です。」と答えたら
「あ、ありがとうございます」と笑顔で言われてしまった。何故?
「風に吹かれて―キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」は売れっ子李屏賓を3年にわたって追ったドキュメンタリーである。今まで彼が撮った映画の話も出てくるが、どちらかというと李屏賓の人柄や家族との関わりの方がメインだ。
面白かったのが、姜文が彼が撮影現場に1人でやって来たことに驚き、慌てて助手を手配したことだ。そんな風来坊な感じが全身から滲みでている人である。
現場での話がもっと多いかと期待していたが、それだとマニア向けになるので一般ウケは難しいのかもしれない。確かに「このアングルで撮ったこの場面はすばらしいんだ!」とか言われてもピンとこないし。
普通の映画に近いドキュメンタリー。