陳可辛(ピーターチャン)プロデュース中国映画「喜歡你」

香港でも見逃して台湾でも見逃してしまったので、ネットで観ることにした。

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いつもなら陳可辛がプロデュースした映画は大ヒットするのだが、今回は評価も低めでヒットにはならなかった。

それで気になって見たが、良く出来た映画だと思う。ちょっとアメリカのラブコメっぽい都会的で小粋な感じも、ちょっとクラシックな美術もいつもの陳可辛だ。

難を敢えて挙げるならキャスティングだろうか。周冬雨は最近映画に出すぎ。売れ始めてガツガツやりたい年ごろなんだろうが、どの役柄も似たり寄ったり。「はいはい、またちょっとエキセントリックで小悪魔な役ですね」ともう予想がついてしまう。

相手役の金城武はいうと、なんと最近の若い子たちは金城武の若い時のすごさを知らないのだ。ええ~。

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このキラキラした目を知らないだと!?

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個人的にはちょっとロン毛だった頃が一番好き。

ただ、2人とも演技のうまさは抜群。特に何気ないシーンのほうがジーンと来る。最後の最後に隣あって座り、初めて手を握るシーンとかもう達人の域だ。

見どころはやはり料理の数々。実際には金城武は登場した以上の数の料理を食べている。どれも美しくて美味しそうだ。特に「出前一丁」は映画を見ている時からずっと食べたくなる。麺を茹でた後に湯切りするとか是非やってみたい。

陳可辛でさえ、大陸では何が大ヒットするのか分からず、毎回模索しながら製作しているらしい。この映画のように「大金持ちの男と庶民の女」みたいな格差恋愛ももうないなと思う。もちろん玉の輿も成金もまだ存在するが、女性自身が仕事に成功して裕福になってきているので、前よりも憧れ度は低くなっている。かといって年下の「小鮮肉(この言い方ももうそろそろすたれそう)」に目が行くかというと、案外結婚観は保守的だったりする。

未来を予想するのは難しい。