神戸から天津へ

大阪を朝出てJRで三の宮に行く。船の待合室は90%以上中国人だった。帰りの船ではハルピン人の申さんという2年間日本で留学していた女性と一緒になる。なかなかの美人さんである。
船の中で退屈せず過ごす為に前もって京極夏彦著「陰摩羅鬼の瑕」を買った。これで3日間は持つだろう。
しかし2日目の夜、船はおおいに揺れに揺れて、申さんと交互に吐くぐらい酔っぱらう。自分も気持が悪いのに必死に私を介抱しようとしてくれる申さんに中国人魂を見る。