「親愛的奶奶」を観る

「薔薇のために」「イタズラなキス」などの台湾ドラマで有名な瞿友寧監督が自分の経験を元に作った映画。主演は「翻滚吧!阿信」でエディポンの親友役を熱演したローレンス柯宇綸。
現在から徐々に過去に遡りつつ、最後はまた現在に戻る。その時に「ああ、そういうことだったのか」とオチが分かる構成になっている。
タイトルの通りおばあちゃんに捧げる映画だが、家族全体の話にもなっている。特に小さい頃に死んでしまった父親の存在がとても大きい。出番が多すぎるんじゃないかと思うぐらいw
おばあちゃん役は大ベテランの女優さんで彼女の存在感がとても大きい。お母さん役の林美秀は普段コメディ色が強い役が多いが、シリアスな役もうまい。
初めての映画なので言いたいこと全部詰め込んじゃって、監督自身ものめり込んだ感あり。なので何となく勝手に知らない人の家の中を覗いちゃった気まずさがある。そのあたりが「父後七日」とは違う。