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上は洪水、下は大火事なーんだ?

香港映画

という謎なぞがあったが、今回の答えは映画「一半海水一半火焔」。去年話題になった映画である。
香港映画だが香港らしくない点がいくつか。
●主演の莫小奇が巨乳でいい脱ぎっぷりを披露。香港女優は下着姿でも嫌がるのが普通。
●サービス精神からくる小ネタもなく終始シリアス。とても真面目。
サイモン任達華がプロデューサーで、映画の中にもちょっことだけ登場。でもおいしい役どころ。
人間としてダメなんだけど女にはウケのいい男を大陸の廖凡が演じている。無精髭を生やして一応ちょいワルを目指しているが、ベースがひょっとこ顔なので説得力は弱い。ヒモやジゴロで食っていくのにイケメンは最低の条件だろう。ここは押尾学を是非推薦したかった。
あまり説明が無い分「多分ここはこうなんだろうなあ」と自分の妄想で補足しながら見る映画。といっても必要なことは全部見せているのでいろいろな解釈が可能だ。
監督の劉奮門は北京出身で、経歴を見てみると「愛情麻辣湯(スパイシーラブスープ)」「洗澡(こころの湯)」や「開往春天地鉄(春の地下鉄)」の脚本に携わっており、ここから彼が撮りたい映画の世界観が分かる。スマートで都会的で普遍的な愛の物語だ。ただ残念なのは大陸がまだこの監督の水準にまったく追いついていないことだ。「開往春天地鉄」は北京じゃなくて深圳で撮影したらもっとマシになっていただろう。