台湾映画「翻滾吧!阿信」を観る

月曜日は大抵の博物館などがお休みなので、映画を観ることにした。ちょうど朝代戯院で「翻滾吧!阿信」を上映していた。ここは2番館なので料金が安い。120NTDなり。
朝イチの上映の割には人が多かった。「香港亞洲映画節」でも上映されていたが、エディ彭于晏が主演だけど体操の話なのでスルーしていた。でも見たら半分は台湾ヤクザの話だったw
監督の兄の実話を元に映画化。体操選手を目指していたが、母親の反対にあい、チンピラの世界に入り、更生して大きな大会で金メダルを取るまでのお話。
実際の台湾ヤクザの世界については良く知らないが、映画の中ではとても人情味に溢れている。「非情城市」「艋舺(モンガに散る)」でもそうだ。ここでも黒松親分がいい味出している。黒松というのは台湾で有名な飲料品メーカー。映画の中に黒松の大きなネオンが出てきたりして、もしかしたらこの映画のスポンサーなのかもしれない。
90年代のお話で、ポケベルのオペレーターとのやりとりもとてもいい。香港映画でもオペレーターが恋を取り持つ話があったけど、ほのぼのとした時代だったんだなあと思う。そのオペレーター役には最近売れっ子の林辰唏(リン・チェンシー)が扮している。
そんな内容的にも見どころ満載だけど、やっぱり一番はエディポンの肉体美かも。出演部分の半分は上半身裸かピチピチの服だ。水門でのケンカシーンはスタント無しで挑んだらしい。男気たっぷりのエディが見たい人は、今香港に来れば一般公開中ですよ。