北京に戻る

午前の飛行機でいったん北京に戻る。私は残ってもよかったのだが(2ヶ月分の荷物はあるんだし)ホテル代もかさむのでみんなと一緒に戻ることになった。空港のロビーの書店を覗くとズラッと雑誌の表紙が姜文チアン・ウェン)だらけ。普段露出度は少ない姜文だが、自分の監督作品なだけに宣伝にも力が入るらしい。それにしても多過ぎ。その後北京の空港に着き荷物待ちをしていると、液晶ビジョンに「色、戒」の予告編がずっと流れていた。大陸では過激なシーンはカットされて上映されるのでこれは香港でノーカット版のDVDを買う予定。トニー梁朝偉が吹替えなのかはまだ未確認。しかしこれを「華人映画」としているのには少し笑える。李安監督はしっかり「台湾映画」だと言っているし。どちらの映画も今年の秋の話題作である。この後に続くクリスマスシーズンの映画も楽しみ。
機内食は月餅付き。そう、今日は中秋節なのである。その後カメラマンさんにつきあって器材会社に行く。ちょこっと通訳して一緒に夜ご飯を食べたら帰りが12時近くになってしまった。その日はそのまま寝る。
写真は北京の地下鉄構内の「太陽照常升起」の広告。これは紙ではなく映像でパラパラマンガのように絵が変わる。今は絵は動かないが、動画にとって変わるのもそれほど時間はかからないかも。